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Power of US ひとつ上のビジネスを、創る力。

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ANA × 東芝ソリューション トップ対談 第2回 ANAの事業拡大、ビジネス変革を強力に後押しするITの在り方。

日本スタイルからの脱却で品質強化に挑む

幸重

ところで、私どもにはメインフレームの時代からの古いIT活用歴があります。航空会社の基本インフラとしてこの経験やノウハウは強みだったのですが、今は逆に弱みとなっています。過去に構築し、今も活用しているもの、それらの多くが過去から受け継がれてきたシステムです。そのため、システム開発時の要件定義など、その時代の担当者に依存してしまい、ドキュメントが不十分だという問題も出てきています。これから開発では属人化からの脱却もひとつのテーマです。
もうひとつは、開発運用を含めた全体業務の標準化。つまり、仕事のやり方の標準化です。私たちはこれにも着手しています。

東芝ソリューション株式会社 常務取締役 落合 正雄東芝ソリューション株式会社落合常務取締役

落合

テクニカルな部分と人間的なところ、両側面がありますね。テクニカルなところで言うと我々も業務の標準化を進めています。アプリケーションの作りかた、プラットフォームとの連携のしかた、それらはプロセスとしてかなり標準化が進んでいます。
そこで最近力を入れているのは、要件定義です。これも当社のIT技術研究所で随分前から取り組んでおり、要求工学という領域では実力を持っていると自負しています。現在はある程度ツール化を果たし、少なくとも要件定義の漏れがなくなるよう、それぞれの業界ごとに概念モデルを作成しそれをもとに要件定義を進めています。次のフェーズとしては、ある程度自動で設計の雛型ができるよう研究を進めています。
そうして定義した要件が設計、製造に適切に引き継がれ、正しくトレースがとれるような仕組みをつくろうとしています。これは組込みシステム系の分野ではかなり進んでおり、ある製造業のお客様とはトレーサビリティというテーマで共同で研究に取り組んでいます。

 
幸重

私どももドキュメンテーションの定義は、しっかり相手に伝えるという部分も含めていろいろ進めています。もともと日本語は、あいまいな表現が多いですがグローバル化を見据えるなら、あいまいな表現を使うことのリスクを日本企業はもっと認識しておかないといけないのかもしれませんね。

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