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ANA × 東芝ソリューション トップ対談 第1回 時代の先頭を走り続けるANA。そこに秘められた、IT活用術。

世界規模で、より強い企業グループとして在り続けるために

対談風景:幸重上席執行役員と落合常務取締役幸重上席執行役員(左)と落合常務取締役(右)

幸重

国際線の分野に進出してビジネスボリュームが増えていく中、リーマンショックを経験し、リスクヘッジの重要性を痛感しました。これまでも景気変動の波を経験してはいましたが、あのときの国際線利用の落ち込み方は、前年度比の30%減と尋常ではありませんでした。こうなると、ITを固定費ではなく変動費化しておかなければ、リーマンショックと同様な大規模な景気変動が起きたときにも耐えられる強い企業体質にはなれません。
そこで、ANAグループ経営戦略で掲げている「グローバル化への挑戦」「経営効率向上の実現」の一環として、国際線予約システムに関してはAmadeus IT Group, S.A.,(本社:スペイン 以下アマデウス)のクラウドへの切り替えを決定し、準備を進めているところです。

落合

やはり国内市場中心に事業展開してきた企業様がグローバル展開していくとき、今までのように情報システムに設備投資して構築していく従来の方法では、世界のスピードや手法には合いませんからね。
例えば、ある程度できあがったパブリック・クラウドをサービス展開に取り込んで、国内の情報システムとうまく連携させるというようなプロジェクトが増えてくるでしょう。例えば、我々はCRMのパッケージを国内のお客様に多数納めさせて頂いています。そのお客様が海外市場に出ていく際、現地販社とアライアンスを組み、そこでCRMを垂直立上げしたいというようなご依頼を受けます。そのようなときは、パブリック・クラウドをうまく活用して国内のCRMパッケージと連携させるソリューションを提案しています。

幸重

グローバルな競争に打ち勝たねばならない国際線では、ITのコストは世界中の航空会社の重要なテーマとなっています。国際線の業務は、もともとグローバルスタンダード化されているので共通化が進んでおり、すでに世界の75%くらいの航空会社は、自前主義からシフトしています。日本は特別だという意識はあったのですが、私たちも遅ればせながら、グローバルな基盤に切り替えていくことになりました。

落合

どの部分は競争して、どこは競争せず標準化していけばいいか、そういう考え方はすべての企業にとって重要だと思います。

幸重

とはいえ、まだまだ日本の中では基幹系をクラウドで、というのは踏み込めていないため、国際線の基幹系システムの切り替えは議論の的となりました。一般的に基幹系のシステムに対するサービスレベルや求められる基準は極めて高く、それに見合うクラウドがないと言われていました。しかし世界中を探すと、実は基幹系のシステムで私たちが納得できるクラウドが既にあり、それを選択できる可能性もあるという結論に至ったのです。

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