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ANA × 東芝ソリューション トップ対談 第1回 時代の先頭を走り続けるANA。そこに秘められた、IT活用術。

四半世紀にわたって深めてきた両者の絆

able端末グッドデザイン賞を受賞した「市内系able端末」

落合

ところで、ANA様とのおつきあいは、私の知る限り、1987年のable端末※の開発納入に端を発しています。その時は、まだ、我々はハードメーカーという位置付けでした。しかし、そこから少しずつ違う仕事の機会をいただき、クライアント/サーバー時代を迎えた時、我々の技術やノウハウがオープン系で活きてくるようになったのです。その評価から情報系のシステムなどもご用命頂けるようになって、この辺りから、ようやくIT活用の領域で本格的におつきあいをさせて頂けるようになりました。
そしてミッションクリティカルな運航管理システムなどもお任せいただき、ようやく我々もANA様にとって、パートナーとして認めて頂けるようになりました。

※able端末/航空券の予約発券のための専用端末。エンハンスを加えた第三世代の端末開発では、東芝のデザインセンターも全面的に参画し、2006年度のグッドデザイン賞(商品デザイン部門)を受賞している。

幸重

1987年のable端末の件は非常に鮮明に覚えています。実は若かりし頃、そのプロジェクトに参画していました。当時は航空券を空港でボーディングパス(搭乗券)に切り替えていましたが、その航空券とボーディングパスを一体化させる世界初の、かなり画期的なシステムだったと記憶しています。
当時は、汎用機に接続した端末を多数抱えていましたが、able端末は全国の旅行代理店様や企業様向けに展開する新しい専用端末で、非常に開発コストもかかりました。また専用回線の問題はどうするのかなど、様々な問題がありましたが、それらをすべて解決して下さったのが、東芝ソリューションの技術力だったのです。

落合

当時、我々はメインフレームを持っていませんでしたが、ワープロやパソコンあるいは、分散処理コンピュータやプロセスコンピュータなどハードウェアを含めて手掛けていたので、他のSI専業ベンダーにはない強みを持っていました。able端末の開発などでは、ハードウェアがつながるネットワークまで含めて、その得意な部分を活かせたと自負しています。

幸重

私どもはIT戦略の特徴として、マルチベンダー戦略を実践しています。オープン系になり、システムは単体で構成されるものではなく、他のシステムをはじめ、いろいろなものとつながるインターフェイスが重要になりました。その観点からすると、御社がメインフレームを持っていないことは、かつては弱みだったのかもしれませんが、プロジェクトを立ち上げる際は、オープンに、そしてトータルにマネジメントできることが大きな強みになりますので、東芝ソリューションは私どものニーズに合ったパートナーだと思っています。

 
落合

我々もプラットフォームをマルチベンダー化し、ミドルウェアをいろいろ組み合わせて、インテグレートしていく分野で技術力をアピールしてきました。しかし、様々なメーカーのハードウェア(商品ブランド)を選ぶ時代から、クラウドコンピューティングのように機能やサービスを重視して選ぶようになってくると、我々の果たす役割も変わってきます。何年かのスパンで市場のニーズに合わせたビジネスモデルそのものも変えていく必要があると感じています。

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