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導入事例 株式会社ぷららネットワークス

Innovation Report / ユーザー本位のメールシステムを構築

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導入効果

業務の効率向上以外にも出た成果

【写真】技術開発部 部長 永田 勝美 様(右)とネットワーク管理部 リーダー 中川 伸朗 様(左)
技術開発部 部長 永田 勝美 様(右)と
ネットワーク管理部 リーダー
中川 伸朗 様(左)

現在「ぷらら」の会員は175万人。以前のシステムならばサーバーを何百台も並べなければこの会員数には対応できなかっただろう。「一元管理が可能なシステムとなったため、効率的な業務運用ができ、運用コストが抑制できた」と中川氏は評価する。また同社の予想を越えて会員が増えたことに対応できたのは、最初の導入プロセスでノウハウが蓄積されたからだ。「統計データの収集などではたいへんな思いをしましたが、そのおかげで結果的に東芝ソリューションと我々との間でサーバー増設のルーチンを確立することができました」(中川氏)。多くの大規模システムがそうであるように、メールシステムもスケールメリットが生きる。「会員数の増加とシステム投資は正比例しません。会員数が増えるほど、1ユーザーあたりのコストを下げることができます。これもシステムを入れ替えたことによる成果です」と永田部長は語る。

将来展望

「ぷらら」の描く理想像

新メールシステム稼動に合わせ、同社はメールサービスの充実も図った。細かい設定が可能な自動転送メールや不要なメールの受信拒否、配信予約、ニックネームへのメール配信など独自のサービスを生み出した。「当時メール関連のサービスを拡充したことが、現在のお客様の評価につながっていると思います」と永田部長は言う。「将来的には完全自動化やアウトソース化も視野に入れ、メールシステムを進化させたい。災害復旧など、危機管理も徹底したい」と中川氏は話す。順調に会員数を伸ばしている「ぷらら」だが大規模ゆえの悩みもある。セキュリティーや迷惑メールなどの問題もそのひとつだ。ファイアウオールやIDS※5を設置したり、様々なセキュリティー機能を組み合わせた「セキュアメールオプション」や、コンピューターウィルス対策ソフト各社との提携によるオンラインサービス型の総合クライアントセキュリティー対策を提供したりしている。しかし永田部長はこう言う。「我々のシステムが、ユーザーに知識がなくても安心して使える空気のようなものになるといい」。この理想の実現に向けて「ぷらら」の挑戦は続く。

※5 IDS/Intrusion Detection System。通信回線を監視し、ネットワークへの不正なアクセスや侵入を検知して管理者に通報するシステムや機器類のこと。

COMPANY PROFILE

会社名 株式会社ぷららネットワークス
設立 1995年12月
会員数 175万人(2004年3月末現在)
うちブロードバンド会員数102万人(2004年3月末現在)
従業員数 100名
所在地 東京都豊島区東池袋3-1-1 サンシャイン60 24階
事業 1996年のサービス開始当初から「お客様満足度でトップになること」を目標に掲げ、「お客様(Customer)とコミュニケーション(Communication)をよくしてご要望を把握し、その実現に向けてチャレンジ(Challenge)する」という「3C」を経営理念に、独自のサービスを幅広く展開するプロバイダー。コンシューマー向けに「見れる」「話せる」「使える」の3つのキーワードで提供する多彩なブロードバンドサービスを中心に、ビジネスや教育現場向けの法人向けサービス、ECサイトやアカウント・アグリケーションサービスのEビジネスなど、幅広いサービス領域を持つ。
URL http://www.plala.or.jp/ (別ウィンドウで開きます)
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この記事内容は2004年6月に取材した内容を元に構成しています。記事内における数値データ、社名、組織名、役職などは取材時のものです。


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