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導入事例 株式会社ぷららネットワークス

Innovation Report / ユーザー本位のメールシステムを構築

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選定ポイント

システム開発を託す条件

【写真】インタビューに答える中川リーダー
インタビューに答える
中川リーダー

中川氏はシステム刷新の設計図を考え始めた。「『Sendmail』に手を加えるなどして、独自に開発することや他のプロバイダーからシステム提供を受けることも考えましたが、導入後のシステム拡張や変更の際、迅速な対応が難しい」(中川氏)。そこで設計から導入後の運用管理までの工程を全面的にサポートできるパートナーを探すことにした。「複数の企業に打診したのですが、その中にネットワークの遠隔監視を委託していた東芝エンジニアリング(当時)を候補にあげました。彼らは私たちのシステムを熟知していたので、現場の視点に立ち、運用管理まで行き届いたシステムの構築ができると期待し、新メールシステムも任せることにしました」と中川氏は話す。「また東芝ソリューションの人は、メーカーとしてひとつの製品だけを『かつぐ』のではなく、色々な製品をよく知っていました。その幅広い知見と公平な判断は、まさに我々が求めていたものでした。」と永田部長も続ける。

開発ポイント

ほぼ2倍の会員数でも不安のないシステムを

東芝ソリューションから提案されたシステムは、100万ユーザー以上の大規模メールシステム用のソフトウエアとして定評のある米国オープンウエーブ社の「Email Mx」を中心にサーバーやクラスタリングシステム※2などを組み合わせたものだった。「会員数の伸びとシステムの寿命※3を考慮し、100 万人規模で安定して動くことを目標にしました。」と中川氏は話す。システム構成の決定後、東芝はシステム全体の受容力を設計するために統計データの収集に着手した。「曜日や時間帯によるメール流量、メール一通のデータ容量など『そこまで必要か』と思うほど調べました。」と永田部長は振り返る。そのデータを基にシステムを設計し、導入作業に移った。かねてより、他社サービスとの提携による会員移行が決定しており、システムを稼動させるまでの時間的余裕は全くなかった。既存の会員のサービスに支障を来さないよう従来のサーバーを一度に置き換えず、メール転送の機能を残しながら移行する手法をとり、新システムにおいてストレージ統合※4を行い、2000年12月に稼動させた。

※2 クラスタリングシステム/複数台のコンピュータを相互接続し、それらを1台のコンピュータであるかのように振舞わせるシステム。複数のコンピュータを一元管理でき、1台が停止してもシステム全体が止まることなく処理を続行したまま修理や交換が行なえる利点がある。

※3 システムの寿命/ハードウエアの故障や破損といった物理的な寿命というよりも、より優れた製品や技術の登場によって、結果的にそれまでのシステムが使い物にならなくなることを指す。「陳腐化」とも言われる。

※4 ストレージ統合/SAN(Storage Area Networkの略)と呼ばれる手法でファイバーチャネルという技術を用いてサーバーとストレージ(ハードディスクなどの記憶装置)を結ぶ高速ネットワーク。

【図】Openwave Email

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