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導入事例 サントリー株式会社

Innovation Report / コールセンターのレベルアップと攻めのVOC活動を同時に推進

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運用状況

業務やシステムへの深い理解

新システムの開発は2006年2月から始まった。「週1回の定例会議に東芝ソリューションのシステムエンジニアが同席し、操作画面のデザインや遷移を実際に見ながら議論できたのが良かったと思います。私たちが要望を出すと、その場で手直しして確認できました。打ち合わせの時のイメージと出来上がった実物のずれがほとんどなかったので、スピーディーに進められました」と、藤田氏が言う。「私たちが、フリーワード検索機能を持たせたい、と要望した時も、データベースのテキスト検索機能を活用した方が効果的と、適確な提案を返してくれました」と、北川氏も評価する。そして、同社が高く評価するのが、サントリーをよく知ろうという東芝ソリューションの姿勢だ。同社の業務や「ハーモニクスII」への深い理解があったから、このプロジェクトは成功した、と北川氏は続ける。「『ハーモニクスII』は良いシステムだ、だからそれを越えるシステムを作りたい、と東芝ソリューションの人は言ってくれました。いいものを作ろうという気持ちが我々と一致していました」。そして2006年11月、新システム「Neo-ハーモニクス」の運用がスタートした。

攻めのVOC活動に拍車をかけるコラボレーション

【写真】折井部長
折井部長

新システムのユーザーは、お客様センターのオペレーターだけではなく、サントリーとサントリーフーズを含めた全社員、約5000人だ。すべての社員が消費者から寄せられた情報にリアルタイムにアクセスできる体制が出来上がったことになる。メールや電話による消費者の声が一元管理されたことで、ひとつの画面内にメールと電話による応対の履歴がまとめられるようになった。お客様センターだけをとっても、「同じお客様からメールで、その後電話でお問い合わせいただくことがあります。電話を受けながら、以前いただいた電話やメールの内容が確認できるので、対応のスピード、質が向上していると思います」(藤田氏)と習熟度はまだまだとしながらも効果を実感している。「ハーモニクスII」を導入して3年でシステムを刷新したことに抵抗がなかったわけではない。せっかく使い方に慣れたところで、なぜ変えるのか、という声はあった。しかし、「今やらないとお客様センターとしての優位を保てない」(折井氏)と、システム開発の最終工程の多忙な中、社内を説得してまわった。厳しい企業間競争の中、最新のお客様の声をリアルタイムに共有し、能動的な「VOC活動」を行う同社。その取り組みを支援する東芝ソリューションという、新たなパートナーを得たことで今後大きな弾みがつきそうだ。

Solution Focus

統合コンタクトセンターソリューション CT-SQUARE®

重要な消費者接点業務を統合化するコンタクトセンターソリューション。ビジネスニーズに合わせて、その都度設置されてきた各種センターの統合と消費者データベースの統合によるコラボレーション効果を、J2EEによる統合環境と強力なテンプレートエンジンにより導き出すパッケージ。100社以上への実績で得たノウハウをもとに、使いやすさを追求した標準テンプレートを備え、これを容易にカスタマイズして消費者の業務に合ったシステムを迅速に構築できる。

COMPANY PROFILE

会社名 サントリー株式会社
■雑誌
日経コンピュータ 2007年10月29日号
日経SYSTEMS 2007年11月号
創業 1899年
設立 1921年12月1日
本社 大阪市北区堂島浜2-1-40
代表 代表取締役社長 佐治 信忠
資本金 300億円
売上高 7,970億円(単体2006年1月1日〜12月31日)、
1兆4,139億円(連結2006年1月1日〜12月31日)
従業員数 4,398名(2006年12月現在)
事業 酒類、食品、健康食品などの研究開発および製造販売
URL http://www.suntory.co.jp/ (別ウィンドウで開きます)
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この記事内容は2007年9月に取材した内容を元に構成しています。記事内における数値データ、社名、組織名、役職などは取材時のものです。


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