
これからのビジネス・社会を、私たちの力で、カタチにしたい。
OCR技術は、帳票の読み取り・仕分けだけでなく、さまざまな分野に活躍の幅を広げている。スマートフォン、POSシステム、車載カメラなどに搭載されることで、ビジネスや社会が、より速く、より便利になっている。
例えばスマートフォンでは、搭載のカメラを使って、その場で免許証を撮影し読み取って、本人情報を登録することができる。POSシステムでは、値引きシールの文字を読み取ることによりレジ担当者の値引き入力の手間を省く製品も出てきている。
「車載カメラでOCRの認識技術を利用すれば、道路や標識に書かれている『止まれ』などの文字を読み取り、運転者に注意喚起を促したりすることができるようになります。」と岩田。また、紙に書かれた文字だけでなく、動画や画像の中にある文字も読み取る対象へと広がっているという。
「私は、至るところでこの技術を応用し、より幅広く社会に役立たせていきたいと思います。例えば、海外のレストランでメニューに携帯をかざすと文字を読み取り日本語に翻訳して表示したり、看板もOCRで自動的に日本語で表示できるようになったら便利ですよね。」と、岩田は目を輝かせる。今後、ますます利用シーンが拡大し、より社会に貢献する機会も増えていくだろう。
「私は、【人が想像したことは、必ず人が実現できる。】というジュール・ヴェルヌの言葉に共感します。お客様からのチャレンジやご希望をカタチに出来ることが嬉しく思っています。そのためには、OCRの読み取り技術では絶対に負けない、という気概で技術革新を続けていきます。今後、OCRの利用シーンがさらに拡大し、もっともっとOCRが活躍できるよう、さらにこの技術を高度なものにしていきたいです。」と岩田。
40年間以上にわたるOCRの開発実績は、東芝ソリューションの技術と先を見るチカラの中に息づいている。
記事内における数値、組織・役職名などは取材時のものです。
* このページは、毎日新聞社(毎日jp)との連動企画によるものです。