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技術者魂 KeyPerson

2013年6月20日 研究企画の立案と情報セキュリティ技術の事業化に取り組む IT研究開発センターにおいて、研究開発部のセキュリティ担当グループ長を担当する斯波万恵は、情報セキュリティ関連の研究や開発、研究成果の事業化に携わると同時に、東芝ソリューションの技術戦略の立案にも取り組んでいる。多忙ながらも充実した仕事への思いを聞いた。

IT研究開発センター
セキュリティ担当
グループ長 斯波 万恵

情報セキュリティ分野の研究と 研究企画の立案をマルチにこなす

 1986年に入社した斯波万恵は、12年余り半導体の設計に携わった。その後、98年にIT研究開発センターの前身であるSI技術開発センターに転籍し、以来、情報セキュリティ技術の研究開発に携わってきた。その間、日本で初めて暗号モジュール試験および認証制度(JCMVP)(*1)の認定を受けた暗号ライブラリ「Crypget」を開発。Crypgetは、東芝ソリューショングループのシステム開発者向けに提供されているソフトウェア部品群の中で最も利用されており、パソコンや社会インフラシステムなどさまざまな製品にも導入されている。「セキュリティ担当グループでの仕事は社外の方とのかかわりも多く、ソリューション事業部門の方たちと一緒に、お客様への提案や協業先との打ち合わせにも行きます。現在では、中堅社員をプロジェクトリーダーに育てることにも注力しています」と斯波は語る。

 グループ長として組織運営業務だけでなく、全社の技術戦略や研究企画の立案にも携わっている。「研究企画は経営戦略にかかわるため責任が重いのですが、若手社員や製品責任者の方たちと、当社のあるべき姿やITの未来像を描くという仕事はエキサイティングです」と語る。

IT研究開発センター セキュリティ担当 グループ長 斯波 万恵半導体の設計に従事後、IT研究開発センターで暗号LSI(*2)やライブラリーの開発、ISO(*3)/IEC(*4)15408のコンサルティングなど幅広い情報セキュリティの研究開発に従事。現在はセキュリティ担当グループ長を担当し、当社の技術戦略の立案にも携わる。

研究成果が企業や社会の役に立つことが何よりの喜び

 企業の研究者には、研究成果を製品に組み込んで企業や社会に役立てていくことが求められている。「私は以前、ITセキュリティ評価および認証制度に関する技術開発を行い、お客様の製品への認証取得を支援していました。お客様の認証取得に貢献できたときの方が、研究論文が論文誌に採録されたときよりもうれしかったです」と斯波は語る。

 技術戦略の立案に向けた仕事とセキュリティ関係の問い合わせや支援依頼が同時にやってくることもしばしばだ。そんなときでも、簡単に気持ちを切り替えることができるという。「子どもが2人いるので、母の役割と仕事を両立してきました。ですから、1日のなかで何度も役割が替わるのには慣れていて、自然に切り替わります」と斯波は笑う。

 会社がグローバル展開を図ろうとしているなかで、斯波は英語を学び直している。ミーティングや講演会などで、自分の思いを英語で正確に伝えることができるようになりたいと考えている。

*1 JCMVP:Japan Cryptographic Module Validation Program
*2 LSI:Large Scale Integration
*3 ISO:International Organization for Standardization(国際標準化機構)
*4 IEC:International Electrotechnical Commission(国際電気標準会議)

IT研究開発センター セキュリティ担当 グループ長 斯波 万恵 明るくパワフルに仕事をこなすが、大学生と高校生の2人の子どもの母としての顔も持つ。

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私の座右の銘
どんなことでも“為せば成る”という意味の、出身地宮古島の言葉『あららがま』をモットーに、小さなときからその時々の目標を定めて努力してきました。これからも『あららがま』精神で、がんばりたいと思います。

座右の銘

  • ※この記事は東芝ソリューション株式会社の情報誌「T-SOUL6号」から転載しています。
    ※この記事内容は2013年4月に取材した内容を元に構成しています。
    ※記事内における数値、組織・役職名などは取材時のものです。
    ※本記事に掲載の社名および商品名はそれぞれ各社が商標または登録商標として使用している場合があります。

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