国際エネルギースタープログラムとは?
国際エネルギースタープログラムは、世界7カ国・地域で実施されているオフィス機器の消費電力を削減するための制度です。製品の稼動、アイドル時の消費電力について、省エネ性能に優れた上位25%の製品が適応となるように基準が設定され、この基準を満たす製品に「国際エネルギースターロゴ」の使用が認められます。米国環境保護庁および米国エネルギー省により、新たにサーバー独自の基準が定められ、2009年5月15日より施行が開始されました。
省エネルギー基準とは?
国際エネルギースタープログラムでは、以下のようなガイドラインが設けられています。
- 高い電力変換効率
- アイドル時における低電力化
- 電力、温度、プロセッサ利用率についてのセンサーを有し、サーバー管理ソフトウェア等により管理が行えること
上記の基準を満たしたサーバー製品は、国際エネルギースタープログラム適合認定を取得することができます。消費電力の削減が急務な課題であると同時に、低消費電力化によって温室効果ガスの排出量の抑制に貢献します。
国際エネルギースタープログラム適合製品について
MAGNIAでは、従来からサーバーの小型化や低騒音化に加えて、新たに省電力化にも取り組み、国際エネルギースタープログラムに適応するサーバーを開発しました。国際エネルギースタープログラムという基準によって客観的な省電力の比較が行えるようになり、お客様の省電力化を支援してまいります。
国際エネルギースタープログラムは、適応基準がVer2.0に移りました。継続して国際エネルギースターの基準を適合を受けるためには、Ver2.0の再適応が必要です。MAGNIAシリーズは、新モデルより国際エネルギースターVer2.0の適応を受ける予定です。このため、下記のVer1.1適応の既存モデルはエネルギースタープログラムの適応を外れることになります。
参考にVer1.1の適合認定を受けたサーバーのより詳しい情報は、以下に掲載のデータシートをご参照ください。旧製品(製造終了予定を含む)はこちらをご覧ください。
機種名 | シャーシ タイプ |
データシート | |
---|---|---|---|
MAGNIA R3520a | SYU4580C | ラック (2U) |
MAGNIA R3520a Data Sheet![]() ![]() (インテル® Xeon® プロセッサー E5-2640) |
MAGNIA R3510a | SYU4570C | ラック (1U) |
MAGNIA R3510a Data Sheet![]() ![]() (インテル® Xeon® プロセッサー E5-2640) |
MAGNIA R3320b | SYU4610C SYU4610D SYU4611B SYU4612B |
ラック (2U) |
MAGNIA R3320b Data Sheet![]() ![]() (インテル® Xeon® プロセッサー E5-2420/E5-2430) |
MAGNIA R3310b | SYU4620C SYU4620D SYU4621C |
ラック (1U) |
MAGNIA R3310b Data Sheet![]() ![]() (インテル® Xeon® プロセッサー E5-2420/E5-2430) |
MAGNIA T3350b | SYU4600A SYU4600B |
タワー | MAGNIA T3350b Data Sheet![]() ![]() (インテル® Xeon® プロセッサー E5-2403/E5-2407) |
MAGNIA R1510b | SYU4590B | ラック (1U) |
MAGNIA R1510b Data Sheet![]() ![]() (インテル® Xeon® プロセッサー E5-2403) |
MAGNIA R1310b | SYU4640C SYU4641B |
ラック (1U) |
MAGNIA R1310b Data Sheet![]() ![]() (インテル® Xeon® プロセッサー E3-1220v2) |
SYU4640E SYU4641C |
MAGNIA R1310b Data Sheet![]() ![]() (インテル® Xeon® プロセッサー E3-1270v2) |
||
MAGNIA T1340b | SYU4630C | タワー | MAGNIA T1340b Data Sheet![]() ![]() (インテル® Xeon® プロセッサー E3-1220v2) |
MAGNIA C1300b | SYU4650B SYU4651B |
コンパクト | MAGNIA C1300b Data Sheet![]() ![]() (インテル® Xeon® プロセッサー E3-1220v2) |
電力/温度/プロセッサ利用率の確認について
国際エネルギースタープログラムの適合認定を取得したサーバーは、先述のガイドラインにあるとおり、電力使用量や温度、プロセッサ利用率をリアルタイムで測定する機能を備えています。サーバー単位で電力管理が行えることで、設置場所の過剰な冷却を回避したり、施設全体の電力効率を改善できるなど、さまざまな面にエネルギー削減の効果をもたらすことが可能です。
電力/温度/プロセッサ利用率等の確認方法については、ユーザーズガイドをご参照ください。