6. アンインストール¶
本章では、GridData Analyticsの各製品のアンインストール手順について説明します。 jupyterやSpark、Hadoopが起動している場合は、それぞれあらかじめ停止してください。 また、各アンインストール手順は管理者ユーザーで実施してください。
6.1. GridData Analytics Serverのアンインストール¶
(1)サービスの解除
サービスに登録したjupyterコマンドを削除します。 CentOS6の場合、以下のコマンドを実行します。
# chkconfig --del jupyter
# unlink /etc/init.d/jupyter
CentOS7の場合、以下のコマンドを実行します。
# systemctl disable jupyter
(2)利用ユーザーの削除
Jupyterの利用ユーザーを削除する場合、 ユーザーを削除する を元に削除用スクリプトを利用するか、以下のコマンドを実行します。
# userdel -r <username>
(3)PostgreSQLをアンインストールします。
以下のコマンドを実行します。
# rpm -e postgresql96-server postgresql96-libs postgresql96-9.6.9
# userdel -r postgres
# rm -rf /usr/pgsql-9.6
(4)griddataユーザーの削除
griddataユーザーと、そのホームディレクトリーを削除します。
# userdel -r griddata
利用ユーザーやgriddataのプロセスが残っているためユーザーが削除できない場合は、以下の手順でプロセスを停止してください。
# ps aux | grep griddata
# kill -KILL <PID>
注釈
上記の(3)および(4)のコマンドを実行した場合、ユーザーアカウントと共にそのユーザーのホームディレクトリーが削除されます。 このときホームディレクトリーに置かれた、該当するユーザーが作成したノートブックなどのファイルも削除されます。 ノートブックを残す場合、あらかじめ各ファイルを別ディレクトリーに移動するか、 rオプションを付けずにuserdelコマンドを実行することで、ホームディレクトリーを残してください。
(5)sudoersファイルの修正
visudoコマンドを実行し、インストール時に行ったsudoersファイルの変更を戻します。
(5-1)wheelグループの設定の修正
以下の行のコメントアウトを戻します。
(変更前)
%wheel ALL=(ALL) NOPASSWD: ALL
(変更後)
# %wheel ALL=(ALL) NOPASSWD: ALL
(5-2)JUPYTER_CMDの削除
以下の行を削除します。
Cmnd_Alias JUPYTER_CMD = /home/griddata/analytics/anaconda/bin/sudospawner
griddata ALL=(%jupyter) NOPASSWD:JUPYTER_CMD
(6)グループの削除
GridData Analytics Server用に作成したlinuxグループを削除します。
# groupdel jupyter
# groupdel shadow
(7)スクリプトファイルの削除
/etc/profile.dに作成した、スクリプトファイルを削除します。
# rm -f /etc/profile.d/griddata.sh
削除した結果をシェルに反映します。
# exec $SHELL -l
(8)gitのシンボリックリンクの削除
リビジョン管理機能やリポジトリー管理機能を利用するために、インストール時にgitのシンボリックリンクを作成している場合、削除します。
# unlink /usr/bin/git
(9)ログファイルの削除
インストール時に/tmp/tools/以下に作成されたログファイルがまだ残っている場合、削除します。
# cd /tmp/tools/
# rm -f setup.log
# rm -f setup_cupy.log
以上でGridData Analytics Serverのアンインストールは完了です。
6.2. GridData Analytics Scale Serverのアンインストール¶
(1)griddataユーザーの削除
griddataユーザーと、そのホームディレクトリーを削除します。
# userdel -r griddata
(2)グループの削除
GridData Analytics Scale Server用に作成したlinuxグループを削除します。
# groupdel jupyter
# groupdel shadow
(3)スクリプトファイルの削除
/etc/profile.dに作成した、スクリプトファイルを削除します。
# rm -f /etc/profile.d/griddata.sh
削除した結果をシェルに反映します。
# exec $SHELL -l
(4)ログファイルの削除
インストール時に/tmp/tools/以下に作成されたログファイルがまだ残っている場合、削除します
# cd /tmp/tools/
# rm -f setup_scaleserver.log
以上でGridData Analytics Scale Serverのアンインストールは完了です。