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東芝ソリューショングループフェア2012開催レポート

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スマートコミュニティ事業を強力にバックアップ!“ビッグデータ”にも対応する高度なクラウド基盤
住宅やオフィス、商業施設などに多くの人々が集まり、住み、働く社会。それらを支える社会インフラや生活インフラには、エネルギーシステムや交通・医療・物流システムなど、最先端の技術が取り入れられている。そこには、少子化をはじめとした人口問題や経済活動に不可欠なエネルギー問題、地球環境・自然災害、そして拡大するソーシャルネットワークに代表されるネットコミュニティ、生活自体を支える情報化社会など、メガトレンドとなる様々な環境変化が起こっている。東芝ソリューショングループフェア2012では、これらのメガトレンドに対する取り組みにフォーカスし、紹介した。

東芝グループが掲げるスマートコミュニティ事業

クラウドの展示エリア

トレンドごとに課題は顕在化しており、その解決に向けた社会インフラや生活インフラの整備が急務となっているのである。東芝グループでは、これらの課題に対してITを高度に駆使し"スマートコミュニティ"というアプローチで解決策を提示している。

スマートコミュニティは、電力、水、交通・物流、医療、情報など、あらゆる社会インフラや生活インフラの統合的な管理・最適制御を実現した次世代のコミュニティである。
東芝グループでは、エネルギーから水、交通、医療に至るまで、複合ソリューションで環境への配慮と快適な生活の両立をはかるため、再生可能エネルギーをはじめとした安定的な電力確保に向けた"トータル・エネルギー・イノベーション"と、高度なセキュリティを確保しながら大容量化する情報に対応できる"トータル・ストレージ・イノベーション"を柱に、スマートコミュニティ事業を推進している。これらを支えるITインフラとして注目を集めているのが、「所有から利用へ」という、従来のコンピューティングモデルを劇的に変化させた「クラウド」なのである。

ビッグデータに耐えられるクラウド基盤を提供

クラウド&ソリューション事業部 企画部 商品企画担当 主任 大友 雅裕

東芝グループの事業領域は、社会インフラ領域をはじめ、ビジネスソリューション領域、オフィス・流通サービス領域、ホーム・ヘルスケア領域、B to C領域など多岐にわたり、これらを横断的にクラウド基盤が支えている。
クラウド&ソリューション事業部 企画部 商品企画担当 主任 大友 雅裕は「特にスマートコミュニティに関連する社会インフラ領域では、家庭やビル、工場などに設置された各種センサーからもたらされる膨大なデータ、いわゆる"ビッグデータ"を取り込み、高度な分析を行う仕組みを構築する必要があります。そのインフラとして、東芝ソリューションが提供しているクラウド基盤が活かされているのです」と語る。
ビッグデータ処理など社会のニーズに柔軟に対応するためには、ペタバイド(1,024テラバイト)オーダーのデータ蓄積や毎秒数千万トランザクション、数十万のリアルタイムイベント処理に耐えられるインフラ作りが必要となる。東芝ソリューションは、これらの膨大なデータ量を蓄積し、高い処理能力を発揮するクラウド基盤の整備が可能な、豊富な経験と高度なインテグレーション力を備えている。

この高度なインテグレーション力を最大限に発揮し、クラウド基盤を強固に下支えする最新鋭の設備を備えた「東京第2データセンター」を2012年7月に新設した。「すでに、経済産業省の「次世代エネルギー・社会システム実証地域」として選定された国内のスマートシティプロジェクトの実証実験を支えるインフラとしての採用実績をはじめ、スマートコミュニティ実現に向けた新たなチャレンジを続々とスタートさせています」と語るのは同事業部 クラウド&ソリューション技術第一部 クラウド&ソリューション技術第一担当 グループ長 高田 正也だ。 また、クラウド基盤の開発・提供を専任で担当するクラウド&ソリューション事業部を2012年4月に発足させるなど、組織体制の面でもクラウド基盤を東芝ソリューションの重要な戦略の一つとしてとらえている。

クラウド&ソリューション事業部 クラウド&ソリューション技術第一部 クラウド&ソリューション技術第一担当 グループ長 高田 正也

クラウド基盤の中核となるデータセンターとそれらを支える技術

社会インフラをはじめとしたクラウドソリューションの中核となるデータセンターには、東芝グループの強みを活かした様々な技術が用いられている。なかでもビッグデータへの対応が可能なストレージアレイシステムは特徴的だ。「HDDやSSD、NAND型フラッシュメモリなど複数のストレージデバイスを持っている東芝グループだからこそ、総合的なストレージソリューションが提供可能なのです」(大友)。これは、ブロックレベルでデータの利用頻度を把握し、その都度最適なストレージデバイスを選択することで、少ないリソースで最大のパフォーマンスを発揮できる技術。設置コストはもちろんのこと、省電力にも大きく貢献するビッグデータ処理基盤となる。

また、柔軟なクラウド基盤を提供するためには、ビッグデータ処理基盤に加えて、東芝グループが設置したデータセンターや、各事業者が提供しているパブリッククラウドを含めた、グローバルに点在する様々なリソースをお客様に最適な環境を提供するように割り当てる"オーケストレータ"が重要となる。「東芝ソリューションが長年培ったノウハウを駆使したオーケストレータによって、リソースの所在を意識することなく最適なリソース活用が可能となり、グローバルなインフラを柔軟に構築することができるのです」(高田)。

さらに、ビル型データセンターをはじめ、短期間で構築可能なモジュール型データセンター、企業内データセンターなど、物理的なファシリティ提供から行っている東芝グループだからこそ、設備からIT機器、アプリケーションを含めて一元管理するための監視ソリューションを充実させることも可能である。同時に、高い空調効率と低消費電力を備えた東京第2データセンターは、電力使用効率の指標となるPUEが1.4以下という業界最高レベルを誇っている。

データ移行やセキュリティへの取組み。東芝ソリューションだからこそ出来ること。

クラウド&ソリューション事業部 企画部商品企画担当 グループ長 齋藤 稔

既存環境からの移設など、クラウド基盤を利用するための環境整備に向けたソリューションも必要不可欠である。東芝ソリューションでは、豊富なシステム移行実績を駆使したデータ移行サービスを提供する。実行計画の立案から実行までの移行プロセスをフルサポートすることが可能だ。「データ移行をオンラインにて行うことでダウンタイムを極小化し、異なるストレージ間でのデータ転送処理を実現しています。わずか24時間のみのダウンタイムでハードウェアの移設も合わせて完全移設を可能にし、2ヵ月という短期間で計画立案から移設完了までを実現した事例もあります」(大友)。

また、昨今増えている標的型攻撃や多様な攻撃パターンを防ぐために欠かせないWAFやIPSなど、セキュアな環境作りに必要な高度なセキュリティ機能を標準で装備。東芝グループのセキュリティ基準に照らし合わせたポリシーをベースに、セキュアなクラウド基盤を構築、お客様に安全な環境の提供を実現している。

もちろん、アプリケーション環境を提供するSaaSにおいても、「日本語の言語処理技術やXML技術、認識技術、情報セキュリティ技術を強みに持つ情報活用基盤として「Eiplaza」を用意するなど、東芝グループの強みを活かしたサービスを提供しています」と同事業部 企画部 商品企画担当 グループ長 齋藤 稔は語る。

「今回のフェアを通じて、社会インフラ領域、ビジネスソリューション領域などの様々なお客様と会話しましたが、どのお客様もIT基盤に対する考え方が変わって来ているように感じました。共通化・標準化された基盤の上に様々なアプリケーションを載せ、環境の変化にスピーディー対応していきたいというニーズが高いということも再認識しました。事業拡大と業務効率化を目指すお客様に、ぜひ、東芝ソリューションが提供する「クラウド」をご活用いただきたいと思います。」と語る。

東芝ソリューションでは、ファシリティの提供から運用管理に至るクラウド基盤全体の提供を通じて、東芝グループの強みを活かした様々なソリューションを用意している。オンプレミス環境で長年蓄積してきたノウハウをフル活用し、グローバルを意識したクラウドの事業展開をさらに加速する。

事業を推進する齋藤(左)、大友(中)、高田(右)
記事内容のお問い合わせ先
クラウド&ソリューション事業部
企画部
商品企画担当
TEL.03−3457−2696
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