ウェブ外観検査装置 フィルム等の無地シート検査

ウェブ外観検査装置は高速ラインセンサーカメラと画像処理装置により、高精度にフィルム、紙、鉄・非鉄、不織布等のウェブ製品の表面の検査を行うシステムです。微細欠陥検査だけではなく、高度な画像フィルタリング処理により薄汚れ・色ムラのような低コントラスト欠陥も同時に検出します。検査結果(欠陥画像、検出データ)は帳票および電子データで管理することが可能です。

特長

①あらゆるウェブ製品に対応
 フィルムや非鉄金属、紙、不織布等のウェブ製品の製造ラインに合わせシステム構築が可能

②微細欠陥から低コントラスト欠陥まで同時検出
 ピンホールや、異物などの微細欠陥と従来の技術では検出困難であった低コントラストの薄汚れ、ムラ等を同時に検出
 【欠陥例】薄汚れ、穴、しわ、ストリーク、異物、フィッシュアイ、凹凸欠陥、汚れ、傷等

③欠陥分類機能
 欠陥内容を自動的に分類する機能で製造プロセス上の異常を早期発見し、上流工程にフィードバックすることで歩留まり改善

④多品種・小ロット製品に対応する感度しきい値自動補正機能
 製品地合の変動に追従して、感度しきい値の自動補正が可能

⑤製品のスリット幅(最大64分割)別自動地合追従機能
 製品幅方向を64分割して、各分割単位で検査感度設定することで良品のバラつきに対応

⑥画像ファイリング機能
 高分解能カメラで欠陥画像を従来の4倍クリアに表示することが可能
 モニター上で欠陥確認が容易

⑦リモートメンテナンス(有料オプション)
 通信回線を利用したリモートメンテナンスが可能

適用例

フィルム製造工程

ウェブ外観検査装置は、高速ラインセンサーカメラと高度な画像フィルタリング処理を組み合わせて微細な欠陥を検出する高分解能な検査を実現します。
フィルムの製膜工程では、製造された基材の樹脂のコンタミやフィッシュアイの検査、ラミネート工程ではフィルムのしわや混入物などの検査、コーター工程では薬液の塗布不良、スリッター工程・検反工程では製品単位のカットを行った後最終的な出荷検査を行います。

導入分野


  • 化学
    対象:光学フィルム、多層フィルム、高付加価値フィルム
    欠陥:異物(コンタミ)、フィッシュアイ、スジ、塗工ムラなど
  • 鉄・非鉄
    対象:鋼板、アルミ(板、箔)、銅(板、箔)、その他
    欠陥:異物、ピンホール、凹凸欠陥、スクラッチキズなど
  • 繊維
    対象:不織布(衛生用)、メッシュ製品
    欠陥:異物、毛髪、目付不良、有色欠陥、メッシュ乱れなど

ウェブ外観検査装置シリーズ仕様比較


各装置の仕様は以下をご覧ください。

シリーズ比較

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