ニュースリリース

2016年10月19日

「RECAIUS™」音声合成技術が日本経済新聞社「もっと日経」の「新聞読み上げサービス」に採用

 当社の「RECAIUS™(リカイアス)」音声合成技術が、日本経済新聞社が提供するスマートフォンアプリ「もっと日経」で10月18日から開始された「新聞読み上げサービス」に採用されました。わかりやすく聞き取りやすい音声での記事読み上げをサポートします。

音声サンプル

※このリリースの一部を
音声で聞くことができます。

 「もっと日経」は、日本経済新聞社が提供する新聞紙面と日経電子版を融合したスマートフォンアプリです。新聞紙面で気になる記事をスマートフォンのカメラで撮影することで、該当する日経電子版の記事、キーワード、関連記事、連載のバックナンバーなどを表示します。
 今回サービスを開始する「もっと日経」の「新聞読み上げサービス」では、表示するすべての記事を「音」で聞くことができ、「もっと日経」を利用する読者に新聞の新しい利用法を提供します。

図1:「もっと日経」のスマートフォン画面イメージ
図1:「もっと日経」のスマートフォン画面イメージ

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■「新聞読み上げサービス」の日常での利用シーン

新聞(紙面・電子版)の確認手段として、「音」が加わることで、新しい利用シーンを提供します。
・忙しい朝にさっと目を通した紙面を「もっと日経」でかざし、電車で移動中に「音」で知る。
・連載記事のバックナンバーを料理中や自動車運転中など手が離せない時に「音」で聞く。
・新聞を読むのに疲れたときなど、読みたい記事にかざして「音」で読む。

■RECAIUS音声合成技術による「新聞読み上げサービス」の特長

(1)自然な口調、言葉で読み上げ
RECAIUS音声合成技術は、新聞に相応しい話者、感情(読み上げ口調)などを選択して音声ファイルを作成することができます。また、独特の言い回しや新しい言葉をユーザー辞書に登録することで、汎用の音声合成エンジンでは難しい「わかりやすい新聞の読み上げ」を実現します。
※本機能は、サービス利用者(読者)がご利用いただく機能ではなく、サービス提供者が音声ファイル作成時に利用する機能である ため、読者自身で話者や感情(読み上げ口調)を選択できるものではありません。

(2)「新聞」特有の運用に配慮した導入サポート
記事の取得、音声ファイルの生成、生成したファイルの配信や記事を聞きやすくするための処理(記号や略号、カッコつきの読み仮名への対応)など運用面にも配慮し、導入をサポートいたします。

図2:新聞を“聞きやすく”するための処理のイメージ
図2:新聞を“聞きやすく”するための処理のイメージ

 今後は音声認識やAI技術なども読み上げサービスに取り入れ、「新聞や雑誌などとの対話」を実現するサービスの展開を目指しており、より親しみやすい新しい新聞・雑誌の形を共創していきます。

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■RECAIUS™(リカイアス)について
 音声や映像から人の意図を理解し活動をサポートするクラウドAIサービスです。当社が長年にわたり研究開発してきた、音声認識、音声合成、翻訳、対話、意図理解、画像認識(顔・人物画像認識)などのメディア知識処理技術(メディアインテリジェンス技術)を融合し体系化しました。RECAIUSは、新しいライフスタイルやビジネスの創出に貢献します(https://www.global.toshiba/jp/products-solutions/ai-iot/recaius.html)。

■「もっと日経」について
 「もっと日経」は紙の新聞と電子版を連携させて楽しめる日本経済新聞社が提供するスマートフォンアプリです。
 「もっと日経」のご利用には、登録会員のIDが必要です。一部機能は有料会員のみお使いいただけます。

日経電子版会員登録(有料・無料プランを選択): https://www.nikkei.com/r123/
「もっと日経」 アプリダウンロード サイト: https://pr.nikkei.com/lp/motto/

 

 

  • ※RECAIUSは、株式会社東芝の商標です。

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以上