ニュースリリース

2016年7月19日

ソフトバンクとのデジタルサイネージ事業における多言語対話型FAQシステムでの協業について

 当社はソフトバンク株式会社(以下、ソフトバンク)と、デジタルサイネージ事業における多言語対話型のFAQシステムで協業し、本日からデジタルサイネージに組み込むエンジン「多言語対話型FAQシステム」の提供を開始します。
 なお、本システムを7月20日から東京ビッグサイトで開催される「インバウンド・ジャパン2016」において展示する予定です。

 本システムは、当社が持つ音声・映像活用クラウドサービス「RECAIUS(リカイアス)™」注1の音声技術と、ソフトバンクが持つFAQエンジン「APTWARE®注2を融合したものです。本システムをデジタルサイネージに組み込むことで、増加する訪日外国人(インバウンド)に向けた多言語対話型のデジタルサイネージを実現し、外国人が話した質問をテキストへ変換し、FAQエンジンへ入力し、FAQエンジンによる回答テキストを音声合成して、質問者へ音声で回答します。

 当社の「RECAIUS™」は、多言語(英語、北京語、日本語、今後は韓国語)に対応した音声認識技術 と音声合成出力技術から構成され、辞書登録機能を備えていることから商品名や専門用語の翻訳にも対応しており、店舗やインフォメーションカウンターでの利用に適しています。
ソフトバンクの「APTWARE®」は、よくある質問とそれに対する回答から成るFAQデータから利用者が求めるものを提示する一問一答のFAQエンジンです。目的が曖昧な質問に対して聞き返しを行い、回答候補の絞込みを行うことで、利用者の目的を明確にし、満足度の高い回答を表示します。

 当社は、本システムを提供することで多言語対話型のデジタルサイネージの普及に貢献し、近年急増している訪日外国人を迎える側の企業や団体におけるインバウンドビジネスを今後も幅広くトータルにサポートしていきます。

■主な特徴

  1. 多言語音声対応
    多言語(英語、北京語、日本語)に対応しているため、語学に堪能なスタッフがいない店舗などでも、デジタルサイネージを使って訪日外国人への対応が可能です。今後、韓国語にも対応する予定です。
    商品名や地名など、顧客の用途に応じた専門用語を辞書登録でき、カスタマイズすることができます。
  2. 短期間の開発でサービスのスタートが可能
    本システムは、「RECAIUS™」と「APTWARE®」のプログラムを分離しており、並行して開発できるため、従来の受託型開発に比べ開発期間を短縮できます。 FAQデータは、Microsoft® Excel®のシートを用いて、企業内の担当者が手軽にデータ登録・編集できる仕組みを備えています。
  3. マルチデバイス対応
    店頭で使用するタブレット、インフォメーションカウンターや自動販売機などに備え付けるデジタルサイネージなど、マルチデバイスに対応しているため、既存のデジタル端末で利用可能です。

■利用イメージ

利用イメージ
  • 注1 : 東芝の音声・映像活用クラウドサービス「RECAIUS™」について
    音声認識、音声合成、翻訳、対話、意図理解、画像認識(顔・人物画像認識)などのメディア知識処理技術(メディアインテリジェンス技術)を融合し体系化したクラウドサービスです。
  • 注2 : ソフトバンクの「APTWARE®」について
    https://rizbell.jp/service/aptware.html
  • ※RECAIUSは、株式会社東芝の商標です。
  • ※APTWAREは、ソフトバンク株式会社の商標です。
  • ※Microsoftは米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標または商標です。
  • ※Microsoft Excelは米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標または商標です。

■お客様からのお問い合わせ先

東芝デジタルソリューションズ株式会社
流通・金融ソリューション事業部 メディア・サービスソリューション営業部
多言語対話型FAQシステム 担当
E-mail:INS-FAQsignage-info@ml.toshiba.co.jp

 

以上