ニュースリリース

リコーと環境・エネルギー事業分野で共創
~ リコーの照明・空調制御システムで採用された東芝製照明を自動制御する連携ソフトを開発 ~

2019年5月10日

東芝デジタルソリューションズ株式会社

 東芝デジタルソリューションズ株式会社(以下 東芝デジタルソリューションズ)は、東芝グループの持つエネルギー関連技術を活用し、株式会社リコー(以下 リコー)と環境・エネルギー分野の事業共創活動を推進しています。この度、リコーが開発し5月10日から地域限定で提供を開始する照明・空調制御システム「RICOH Smart MES」において、このシステムを構成する東芝ライテック株式会社製の照明を統合的に自動制御する連携ソフトを東芝デジタルソリューションズが開発しました。

 近年、エネルギー・資源の制約や気候変動などが社会課題として顕在化しており、脱炭素社会の実現に向けた取り組みが進められており、環境負荷を抑え、エネルギー効率の高い製品・ソリューションの提供が求められています。
 東芝デジタルソリューションズは、東芝グループが今まで培ってきた照明、蓄電池、太陽光や小水力発電、水素エネルギーなどのエネルギー関連分野に、AI、IoTなどの技術を加えたソリューションを提供してきたノウハウと経験があります。リコーはソリューションプロバイダーとしてのシステム開発経験やセンシングデータ活用に向けた技術、ノウハウと、大きな顧客基盤を持ちます。リコーと東芝デジタルソリューションズとの共創では、両社の強みを掛け合わせた、エネルギー効率の高い製品・ソリューションの開発を目指して、両社でビジネス検討、技術検討などを行っております。

 今回、リコーが提供を開始する照明・空調制御システム「RICOH Smart MES」は、人の所在や照度、室温を検知し、照明や空調機器などを統合的に自動制御することで、省エネと快適性、利便性を同時に実現します。このシステムの照明として採用されている東芝ライテック株式会社製の無線照明システム(無線T/Flecs)を統合的に自動制御するため、東芝デジタルソリューションズはIoT技術を用いて、ネットワークを介した制御・連携ソフトを開発し、リコーに提供しました。

 東芝デジタルソリューションズは、リコーと共に脱炭素社会実現に向け、共創による新たなエネルギー効率の高い製品・ソリューションの提供を進め、新たな市場を開拓していきます。

リコーグループについて

リコーグループは、オフィス向け画像機器を中心とした製品とサービス・ソリューション、プロダクションプリンティング、産業用製品、デジタルカメラなどを世界約200の国と地域で提供しています(2018年3月期リコーグループ連結売上は2兆633億円)。
創業以来80年以上にわたり、高い技術力、際立った顧客サービスの提供と、持続可能な社会の実現にむけて積極的な取り組みを行っています。
EMPOWERING DIGITAL WORKPLACES - 人々の“はたらく“をよりスマートに。リコーグループは、さまざまなワークプレイスの変革をテクノロジーとサービスのイノベーションでお客様とともに実現します。
詳しい情報は、こちらをご覧ください。 https://jp.ricoh.com/

照明・空調制御システム「RICOH Smart MES」について

RICOH Smart MESは、人の在・不在や室内の明るさ、室温をセンサーによりエリア単位で検知し、照明や空調を自動的にON/OFFしたり、省エネモードに切り替えたりするシステムです。職場の快適性向上による生産性向上と環境負荷削減を同時に実現できます。
また、クラウドで離れた複数拠点の遠隔管理、センサーログにより空間の利用実態の可視化ができ、働き方やワークプレイス改善にも貢献できます。 https://www.ricoh.co.jp/service/lighting-and-air-conditioning-control-system/

以上