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フラッシュアレイストレージ「Violin 6000シリーズ」を発売
コンパクトな筐体で100万IOPSの高性能を実現したストレージ

2012年8月8日
  • 東芝ソリューション株式会社

 東芝ソリューション株式会社(本社:東京都港区、取締役社長:河井信三)は、東芝製NANDフラッシュメモリを搭載し、高性能・大容量を実現したフラッシュアレイストレージ「Violin 6000シリーズ」を本日から発売します。コンパクトな筐体で高性能を実現した特長を活かし、データベースやBI(Business Intelligence)の高速化、仮想化・サーバー統合での高いスケーラビリティの実現、クラウドサービスにおけるレスポンスの向上などに適したストレージとして販売していきます。

 フラッシュアレイストレージ「Violin 6000シリーズ」は、東芝製NANDフラッシュメモリを記憶媒体として用い、独自のRAID技術により信頼性を高めた、米国Violin Memory社製の外付けストレージです。

 本商品は、ラックマウント可能な3Uサイズの筐体で、従来のディスクストレージの性能を大幅に上回る、100万IOPS*1の高性能*2を実現しました。ディスクストレージでは、性能を高めるために多数のディスクドライブとチューニングを必要とすることに対し、本商品はコンパクトな筐体で高い性能を実現します。例えば、リレーショナルデータベースでのバッチ実行処理の性能比較では、ディスクストレージの1/10の時間での処理を実現しました(添付:図版参照)。フラッシュメモリを使用するため、ディスクドライブに比べて省電力性にも優れています。
 記憶領域(物理容量)16TB*3と32TB*4の2モデルを用意し、大容量と省スペース性を実現しました。PCI Express(PCIe)でサーバーと直接接続することで、高速なデータ転送を可能とします。また、Fibre Channel(FC)接続も可能なため、従来のディスクストレージに代わる共有ディスクとして活用することもできます。 さらに、コントローラー、電源、ファンなどの主要モジュールを二重化構成とすることで、企業の基幹システム向け用途に必要な冗長性を確保しました。

 本商品の高い性能により、サーバーの主記憶とディスクストレージとの性能ギャップを埋めることができ、飛躍的なシステム性能の向上が図れます。
 当社は本商品の特長を活かし、データベースやBIの高速化などに適した商品として販売します。さらに、ストレージのI/O性能がシステムのボトルネックとなりがちな、仮想化・サーバー統合やVDIシステム、データセンターでのストレージ統合、クラウドサービスにおけるレスポンス向上などに向けても、性能要件の課題を解決する商品として提案していきます。

【Violin 6000シリーズ 最小容量モデルの価格】
Violin 6000シリーズ モデル6616 (16TB、PCIe 4ポート): 71,305,500円(税込み)~

 

【製品仕様】

製品名 Violin 6000シリーズ
モデル6616
Violin 6000シリーズ
モデル6232
装置サイズ(高さ) 3U
容量 物理容量 16TB 32TB
実効容量 7.8TB 20.8TB
性能 IOPS 1,000,000 IOPS*5 500,000 IOPS*6
帯域 4GB/sec*6 2GB/sec*6
インターフェース PCIe(x8 Gen2) 4ポート または FC(4Gbps/8Gbps) 8ポート
使用フラッシュメモリ SLC(Single Level Cell) MLC(Multi Level Cell)
対応OS Linux(PCIe、FC)、Windows®(FC)、Solaris(FC)

 

【製品外観】モデル6616/モデル6232

モデル6616/モデル6232のイメージ

 

【添付: Violin 6000シリーズの性能】

リレーショナル・データベースでのトランザクション処理性能比較のイメージ

 

リレーショナル・データベースでのバッチ実行時間比較のイメージ

 

VDI環境での応答時間比較のイメージ
*1
Input Output Per Second。1秒当たりに読み込み・書き込みできる回数のこと。ストレージの性能を示すために使われる指標。
*2
モデル6616、PCIe接続の場合。Violin Memory社による公表値。
*3
実効容量は7.8TBです。
*4
実効容量は20.8TBです。
*5
PCIe接続の場合。Violin Memory社による公表値。
*6
Violin Memory社による公表値。
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