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毎日新聞社の新素材管理システム「Minerva(ミネルバ)」が本稼働
~東芝ソリューションの次世代コンテンツマネージメントシステム
「PressSTREAM DynamicCMS®」がベース
素材の一元管理と多メディア展開により、作業の効率化と商品力強化を実現~

2012年1月31日
  • 株式会社毎日新聞社
  • 東芝ソリューション株式会社

 株式会社毎日新聞社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:朝比奈豊)は、東芝ソリューション株式会社(本社:東京都港区、取締役社長:河井信三)が提供する次世代コンテンツマネージメントシステム(CMS(*1))「PressSTREAM DynamicCMS®(プレスストリーム ダイナミックシーエムエス)」をベースとした新素材管理システムの導入と移行を完了しました。この新素材管理システムは「Minerva(ミネルバ)」と名づけられ、2012年1月から本稼働しています。

 昨今、新聞・テレビ・雑誌だけでなく、インターネット・携帯電話・デジタルサイネージなど、メディアの種類は多様化しています。新聞/報道業界では、新たな“多メディア事業収益モデル”を確立することが求められており、各メディアの特性に合わせたコンテンツ管理/編集/配信環境を提供するCMSが注目されています。

 毎日新聞社は、今後の事業展開の中核となる次期システムとして、素材管理システムとメディアシステムを融合した次世代CMS「PressSTREAM DynamicCMS®」を採用し、2011年11月より導入と移行を行ってきました。このたび、5本支社(東京・大阪・西部・中部各本社及び北海道支社)で本稼働しました。以下に実際に利用している各部門のユーザーの声を紹介します。

(1)
一元管理による作業の効率化・速報性の向上
  •  今までは新聞用コンテンツ、メディア用コンテンツと分けて制作していましたが、新システムでは全体の流れを一元管理でき、新聞用・メディア用コンテンツ作成の二度手間を軽減することが可能になりました。これによる速報性の向上が期待できます。
      時間とともに変化する記事の内容も全て一元管理でき、その記事を利用した部門にリアルタイムで変更点を通知する機能もあり、編集者から好評を得ています。
     また、操作画面のカスタマイズが容易で部署毎に最適な作業環境をつくることができ、作業効率の向上に大きく貢献しています。特にメディア部門ではこの機能により短期間で新商品の開発に対応できるようになりました。
(2)
管理・運用コストの軽減、記者サポートの向上
  •  新システムでは仮想化技術の採用により、サーバー台数も抑えることができ、サーバー管理・運用コストが軽減できました。また、クライアント端末も一元管理できるようになり、全国津々浦々にいる記者へのサポートも大変楽になりました。
(3)
可用性の向上(BCP(*2)対策)
  •  システム管理者の観点からは、災害時対応がとても簡単で、運用の継続性が確保できていることは嬉しい限りです。東京にあるメインのシステムがダウンして、大阪のバックアップ機に切り替わっていても運用者は気がつかないかもしれません。

 

 毎日新聞社は新素材管理システム「Minerva(ミネルバ)」により多メディア展開での商品力を強化し、新たな収益源の確保を目指します。

 東芝ソリューションは今回の構築事例を元に「PressSTREAM DynamicCMS®」へフィードバックを行い、より良い製品としてCMSを新聞業界のみならずメディア業界へ提供していきます。

*1
コンテンツマネージメントシステム(CMS):テキストやグラフィックなどのさまざまなデジタルコンテンツ を収集、登録して統合的に管理し、更新・配信する仕組み。
*2
Business Continuity Plan(BCP):企業が災害時などに限られた資源で事業活動を継続していくために事前 に策定される計画。
「PressSTREAM」、「DynamicCMS」は東芝ソリューション株式会社の登録商標です。
記載されている会社名、製品名、サービス名は各社の商標または登録商標である場合があります。

 

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