東芝デジタルソリューションズ株式会社

イベント レポート

2015年9月28日

イベント

HIKARIビル竣工式

〜フランス・リヨン再開発地区におけるスマートコミュニティ実証事業〜

フランス第二の都市であるリヨン市の再開発地域で行われているスマートコミュニティ(環境配慮型都市)実証事業。東芝は、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 別ウィンドウで開きます(以下、NEDO)から本事業を受託している。

本事業に関して、これまでに4つのサブプロジェクト(Task)におけるシステム開発を2013年12月に完了。2014年より3年をかけ、本格的な実証フェーズに移行した。この内の1つである、Task1は再生可能エネルギー、蓄電池、省エネ機器などを導入し、ビル内で生成するエネルギーが消費量を上回る「ポジティブ・エナジー・ビルディング(PEB)」の実現を目指す。

このPEBの構築を実証するためのHIKARIビルは、2013年6月から建設が開始され2015年9月17日、竣工式を迎えた。

  • ※本ビル竣工後、PEBの構築の実証を18ヶ月間の予定で開始(「フランス・リヨン市でポジティブ・エナジ−・ビルディング(PEB)構築の実証を開始」(2015/9/18 ニュースリリース))。
  • ※本ビルで東芝が手掛けているのは、HEMS(ホームエネルギーマネジメントシステム)。「OMOTENASHI HEMS」 と呼んでいるが、人の行動予測を取り入れて、人がいない場所の空調設定温度を下げるなど、生活パ ターンにあった省エネ技術を開発。ビルの屋根と外壁に設置される太陽光パネルの監視システムも東 芝グループが協力して開発している。また、SCiB、LED、画像人感センサーなども提供している。

 

竣工式では、リヨン市長の挨拶、記者会見、同ビルの見学、招待者380名が一同に集まるセレモニーおよび、カクテルパーティーが盛況に行われた。

招待者からは、竣工式への喜びの声や「両国が協力し、このような日を迎えることが出来て誇らしい」、「ここには、素晴らしい最先端の技術と、関係者が文化の違いを乗り越えた信頼関係がある」、「本事業の成功を心から期待している」 などのコメントが聞かれた。

■HIKARIビル(左からNishi, Minami, Higashi)

HIKARIビル(左からNishi, Minami, Higashi)

■本実証事業の関係者 (Gerard Collombリヨン市長/左、東芝 コミュニティ・ソリューション社の秋葉社長/右)

本実証事業の関係者(Gerard Collombリヨン市長/左、東芝 コミュニティ・ソリューション社の秋葉社長/右)

■記者会見の様子

記者会見の様子

■イベントで挨拶をする東芝 インダストリアルICTソリューション社の錦織社長

イベントで挨拶をする東芝 インダストリアルICTソリューション社の錦織社長

本実証事業について

NEDOが手掛ける「フランス・リヨン再開発地区におけるスマートコミュニティ実証事業」は、CO2の排出削減や再生可能エネルギーを有効利用するための様々なプロジェクトを通じて、環境に優しい社会の実現を目指したスマートコミュニティに関する実証事業。東芝は、この実証事業の委託先としてプロジェクトを支えている。

今回、竣工式を迎えたHIKARIビルの「OMOTENASHI HEMS」については、東芝 コミュニティ・ソリューション社、そしてICT領域の取りまとめ役として東芝 インダストリアルICTソリューション社(受託当時は東芝ソリューション)が担当している。

グランドリヨン共同体(リヨン市とその周辺市町村の広域自治体)とNEDOが共同で取り組むこのプロジェクトは、未来型スマートコミュニティのモデル都市創造とともに、環境規制の厳しい欧州に適合する日本企業による技術導入や国際標準への貢献、そしてその事業成果や知見を日本にフィードバックすることなどが目標として掲げられている。また、再生可能エネルギーの活用と環境負荷低減社会の実現によって、欧州連合が目指す環境政策「20-20-20*」を達成することへの貢献も期待されている。

  • ※地球温暖化防止に関するEUの目標で、2020年までに温室効果ガス排出量20%削減(1990年比)、エネルギー消費量20%削減、エネルギー消費量に占める自然エネルギー使用比率20%を意味する。

なお、このプロジェクトの4つのTaskは以下の通り。

Task1
ポジティブ・エナジー・ビルディング(PEB)
Task2
太陽光発電を活用したEV(電気自動車)充電管理システムとカーシェアリング
Task3
家庭内エネルギーモニタリングシステム
Task4
コミュニティマネジメントシステム(CMS)