東芝デジタルソリューションズ株式会社

イベント レポート

2017年11月29日(水)〜 12月1日(金)

イベント

SCF2017/計測展2017 TOKYO

2017年11月29日(水)〜12月1日(金)にSCF2017/計測展2017 TOKYOが「IoTで未来を拓くものづくり新時代-Connected Industries-」をテーマに東京ビッグサイトで開催されました。

当社は、東芝インフラシステムズ株式会社、東芝産業機器システム株式会社などの東芝グループ会社とともに出展し、東芝IoTアーキテクチャー SPINEX(スパインエックス)、IoTスタンダードパック、次世代ものづくりソリューション Meisterシリーズを展示しました。また、会議棟ではKeynote Session、スポンサードセッションを行い沢山のお客様にご参加いただきました。

東芝ブース
SCF展入り口
東京ビッグサイト

セッションのご紹介

Keynote Session

■11月29日(水)10:30〜11:30

テーマ: デジタルトランスフォーメーションで実現するものづくり新時代

株式会社東芝 執行役員
東芝デジタルソリューションズ株式会社 取締役社長 錦織 弘信

 「産業構造やビジネスモデルが激変している昨今において、東芝が考えるデジタルトランスフォーションとは既存の商品/事業に新しい価値と新しい市場を載せることです。日本の課題である高齢化・労働人口の減少に対応する対策として、デジタル社会の実現は必須です。しかし日本企業のIoTの導入率が伸び悩んでいる現状に対して、先端技術の初期市場をメインストリームにつなげていくためのキャズム(溝)を乗り越える必要があります。そのためには技術の押売りではなくどういう価値があるからこの技術を導入しましょうという新しい価値の訴求が必要で、東芝はIoTアーキテクチャー SPINEX(スパインエックス)のデジタルツインとAIの技術でキャズムを越えて行きます。

 日本のものづくりでは匠の品質が非常に重要で、匠の経験や暗黙知をIoTとAIでデジタル化し、それを吸収していくことで「匠をも越えるものづくり」を作っていきます。最後に「つながる工場で匠の技を共有しながら日本のもづくり復活に向けて一歩ずつ皆様と一緒になって進んでいきたい。」と錦織は強く語りました。

Keynote Sessionの様子(1) Keynote Sessionの様子(2)

スポンサードセッション

■11月30日(木)12:30〜14:00

テーマ: ものづくりのデジタルトランスフォーメーションを支える東芝の次世代ものづくりソリューション

株式会社東芝 デジタルソリューションズ株式会社
インダストリアルソリューション事業部 事業部長 岡田 俊輔 技師長 兼
インダストリアルICTセキュリティーセンター長 天野 隆

 「バリューチェーンを最適化する次世代ものづくりを実現するためには、現場からマネジメントまでのリアルタイムな情報結合(垂直結合)と、製品ライフサイクルに関するシームレスな情報結合(水平結合)を行い、「ものづくり」から「ものづかい」に至るあらゆるデータを関連付けて蓄積できる新たな情報プラットフォームが不可欠です。

次世代ものづくりソリューションMeisterシリーズのものづくり情報プラットフォームMeister DigitalTwinは、製品ライフサイクルの業務データと現場のIoTデータを精緻に結び付け、あらゆるバリューチェーンでの改善に活用可能な情報として蓄積します。最後に、お客様との共創の事例を紹介し「このようなお客様とともに製造業を元気にしていくために私どもの知見を活かしいきたい。さらには皆様のグローバル展開にもお役に立ちたい。」と岡田は締めくくりました。

続いて天野が登壇し、AIとセキュリティについて語りました。音声認識、音声合成、翻訳、対話、意図理解、画像認識(顔・人物画像認識)などのメディア知識処理技術(メディアインテリジェンス技術)などを融合し体系化したサービスが東芝コミュニケーションAI RECAIUS(リカイアス)です。一方で長年の実績から得た知見をAIの設計に活かし、画像、センサーデータ、業務データなどを解析し、システムの最適化・自律化を支援するAIサービスが東芝アナリティクスAI SATLYS(サトリス)です。この2つのAIサービスが東芝IoTアーキテクチャーSPINEX(スパインエックス)を支えます。IoTの導入あたって、多くのお客様は見える化、最適化の段階から導入するので段階的にセキュリティ対策を行っていくことが重要です。

展示のご紹介

■東芝IoTアーキテクチャーSPINEX(スパインエックス)

「エッジコンピューティング」、「デジタルツイン」、「アナリティクスAI SATRYS(サトリス)/コミュニケーションAI RECAIUS(リカイアス)」の3つの特長により、お客さまのデジタルトランスフォーメーションを加速し、利用価値最大化に貢献するIoTアーキテクチャーSPINEX(スパインエックス)紹介しました。

■IoTスタンダードパック

SPINEX(スパインエックス)の特長となる構成要素を活用して、産業機器の見える化・遠隔監視を迅速に実現させる「IoTスタンダードパック」を事例と併せて紹介しました。また、IoTスタンダードパックの「機器の見える化」のデモを行いました。

■次世代ものづくりソリューション Meisterシリーズ

メーカーとしての知見と高度なICT・IoT技術でものづくりの変革を支える「次世代ものづくりソリューションMeisterシリーズ」を製造プロセスでの装置からの情報収集、利活用のデモを交えてご紹介しました。

東芝IoTアーキテクチャーSPINEX(スパインエックス)(1) 東芝IoTアーキテクチャーSPINEX(スパインエックス)(2)
次世代ものづくりソリューションMeisterシリーズ(1) 次世代ものづくりソリューションMeisterシリーズ(2)

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