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国際物流総合展2016レポート
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アジア最大級の物流・ロジスティクスに関連した展示会「国際物流総合展2016 LOGIS-TECH TOKYO 2016」が東京ビッグサイトにて2016年9月13日〜16日の4日間にわたって開催されました。
東芝グループでは「グループ総合力でお客様の物流課題を解決!」をテーマに据え、東芝ロジスティクス・東芝テック・東芝の3社が共同出展。物流に関連したコンサルティングサービスやRFID関連製品、物流IoTソリューションなどを展示しました。

その中から、東芝のインダストリアルICTソリューション社が出展した物流関連ソリューションをご紹介します。
展示のご案内
■倉庫管理ソリューション LADOCSuite

倉庫内の在庫状況を正確に管理するための倉庫管理システムであるWMSパッケージの1つで、簡易的な配車管理機能を備えています。配車の状況に応じて出荷指示が出されるなど、荷物を積み込むトラックの状況に応じてピッキング指示が行えます。また、庫内の作業状況が可視化できるようになっており、ピッキングの指示待ちなのか作業中なのか、すでに終えて仮置き場に置かれているのかなど、作業の進捗状況が一目で把握できます。日英中の多言語対応により、グローバルな環境で利用できるだけでなく、システム内の辞書を入れ替えればほかの言語にも対応できる仕組みとなっています。
■物流IoTソリューション
・活動量計行動分析サービス
ヘルスケアなどに用いられるウェアラブルデバイスを使い、倉庫内作業者の生産性が見える化できるソリューションです。歩いている状態やピッキングしている状態などを把握し、活動状況を可視化します。WMSと同期させることで、作業単位にどういう動きが行われているのかがわかるようになり、改善ポイントを発見することも可能です。実際の実証試験では、20%の生産性改善につながっています。
・輸送品質可視化・分析サービス
環境センシングロガーをコンテナ内や貨物に直接設置し、温度や気圧、衝撃などの環境データをセンシング。輸送の品質を見える化し、何かあったときに原因を探ることができるようになります。薬品や精密機器など、より品質が重視される商材輸送に効果を発揮します。

・ドライバーコンフォートサービス
ドライバーの運行状況と倉庫の作業及びトラック待ち状況を共有する事で、ドライバーの待ち時間を減らすことができるようになるソリューションです。倉庫内では到着時間に合わせて出荷指示やピッキング作業が実施され、トラックが到着したときにはすぐに荷物の積み込みが行えるようになります。ドライバーも倉庫の作業進捗やバースの待ち状態を把握し、到着後の待ち時間の短縮が図れます。
セミナーのご紹介
■『IoTを活用した戦略的グローバルロジティクスサービス』セミナー
セミナー会場では、IoT&メディアインテリジェンス事業開発室長 沖谷 宜保が東芝グループが提供する物流サービスと目指すべきIoTの世界について講演しました。
機器に強みを持つ東芝だからこそ可能な半導体組込みソフトウェア「Chip to Cloud」をご提供し、IoTプラットフォームを整備していくことを始め、IoTを活用したグローバルロジスティクスサービス、輸送や倉庫におけるオペレーション、サプライチェーンそのものの最適化が可能な各種ソリューションについてご説明。
物流ソリューションからグローバルロジサービスまで、「ONE Toshiba」として東芝グループ一丸となってご提供するソリューションをご紹介しました。
写真:小口正貴=スプール
