イベント レポート

東芝トータルインバウンドサービスは、各種サービスを組み合わせることで同時通訳・位置情報・決済と東芝グループが強みを持つ技術とサービスを活かし、訪日中はもちろん、訪日前・訪日後まで含めた3つのフェーズで訪日外国人の集客・接客をサポートする製品です。外国のSNS基盤サービスや広告を活用して訪日前プロモーションサービスが行え、訪日中はサイネージを使うことで地域や施設、店舗のイベントやキャンペーン情報などを提供。音声・映像活用サービスRECAIUS（リカイアス）を活用した同時通訳により、現場スタッフの接客力も高まります。訪日後に利用できる越境EC支援サービスも提供予定です。

鏡に見立てた等身大のディスプレイで多彩な衣装を気軽に試着体験できるのが仮想試着サービスです。衣装を単純に重ねて表示するのではなく、高精度カメラと深度センサーを活用し自分の身体へフィットさせる、まさに試着体験が楽しめます。着替えが不要のため、着物や浴衣、甲冑など実際に着るには時間がかかる衣装も気軽に試着し、日本文化を体験していただけます。設置されたプリンターでQRコードを印刷し、スマートフォンでＱＲコードを読み取ることで試着した写真をダウンロードして保存することができます。

●仮想試着サービスのご紹介動画はこちら
https://www.youtube.com/watch?v=EJJwMGA3kk8  

訪日外国人の方々にとっては、さまざまな情報を入手し、通訳にも活用できる、片時も手放せない心強いデバイスがスマートフォン。それだけにバッテリー切れへの不安を感じることは多いはず。デジタルサイネージに複数の充電ケーブルを備え、端末を繋いで無料で充電できるのがこの給電サイネージです。充電中はユーザーが給電サイネージの近くにお客様が留まるため、サイネージ画面へ多国語の広告やキャンペーン情報を提供します。また、クーポンを印刷しその場で入手していただくことも可能で、東京の商業施設で実施された実証実験では発行したクーポンについて約30%のユーザーが景品引き換えに訪れ、高い効果が実証されました。

多言語対話型FAQシステムを組み込み、訪日外国人のよくある質問に無人で回答できるデジタルサイネージがFAQサイネージです。この多言語対話型FAQシステムは、東芝がソフトバンクと協業して新たに提供するもので、東芝の音声・映像活用クラウドサービス「RECAIUS(リカイアス)」の音声技術と、ソフトバンクのFAQエンジン「APTWARE」を融合。訪日外国人が話した質問をテキストへ変換してFAQエンジンへ入力し、FAQエンジンによる回答を音声合成することで、質問者へ音声と画面表示テキストで回答できます。RECAIUS(リカイアス)は日本語・北京語・英語の多言語に対応して今後は韓国語対応も予定しています。駅や店舗のインフォメーションカウンターでの利用が見込まれています。

訪日外国人の接近を自動検知し、母国語を判定して母国語の広告などマッチしたコンテンツを画面に表示できるのが、位置情報連携サイネージです。各ユーザーのスマートフォンやタブレット端末に専用アプリケーションをあらかじめインストールしておくことで、サイネージのそばに設置したBluetoothビーコンが発信する信号を、サイネージに近づいた訪日外国人のスマートフォンが受信。スマートフォンのOS言語設定から母国語を自動判定して、母国語で表記された広告やキャンペーン情報をサイネージに自動表示します。操作の必要なく読める情報が表示されるため、注目を集めることが可能です。