
競争の激しいデジタル家電分野を皮切りに、調達分野における見積業務の効率化や標準化を実現すべく電子見積システムを導入。個人に依存した見積手法から標準見積書をベースにした電子見積へ移行したことで、サプライヤーに最適な調達フローのIT化を実現。グローバル調達を含めた展開を視野に、電子見積のさらなる強化を目指している。

本社 展示スペース
- 競争の激しいデジタル家電を商品とするAVCネットワークス社において、見積業務が各工場に分散していたため、最適な見積価格を入手できなかった。バイヤーそれぞれの持つノウハウや情報の共有と、見積業務の効率化、見積価格の低減を目指し、グローバルプロキュアメントセンター(GPC)とともに、集中、集約による徹底的なコスト低減と業務の標準化を検討。
- 電子見積業務をクラウドサービス(当時のASPサービス)として利用することで、工場と物理的に離れたGPCでも迅速な価格決裁と情報共有が可能になった。また、最適なサプライヤー選択が可能となり、当システムを他社内カンパニーでも展開すべく、業態にあわせた標準見積書を策定。海外拠点も含めた電子見積基盤として、グローバル調達を支えるシステムとなった。
ソリューション事例概要



導入の背景全文を読む
- 社内カンパニーの1社であるAVCネットワークス社(以下略称AVC社)にて、調達部門の見積業務効率化や標準化のプロジェクト立ち上げ。
全社システムの決定経緯全文を読む
- AVC社において、見積業務が各工場に分散していたため、最適な見積価格を入手できなかった。バイヤーそれぞれの持つノウハウや情報の共有と、見積業務の効率化、見積価格の低減を目指し、グローバルプロキュアメントセンター(GPC)とともに、集中、集約による徹底的なコスト低減と業務の標準化の取組が開始される。
- 同社のビジネスは競争が激しい領域のためスピードが必要とされ、システムを一から構築するのではなく、すでに実績のあるシステムを活用することを選んだ。
将来展望全文を読む
- 導入済み事業場の中でさらに適用範囲を広げていきながら、他社内カンパニーへの展開も検討。
- 海外のサプライヤーと比較する場合に検討すべき関税や物流費などについても詳細に検証。
- 海外拠点でより快適に利用できるように、サーバー側でレスポンス改善のチューニングも実施していく計画。



お客様の企業情報
- 会社名:
- パナソニック株式会社
- 創業:
- 1918年3月7日
- 代表者:
- 取締役社長 津賀 一宏
- 本社所在地:
- 大阪府門真市大字門真1006番地
- 事業概要:
- 部品から家庭用電子機器、電化製品、FA機器、情報通信機器、及び住宅関連機器等に至るまでの生産、販売、サービスを行う総合エレクトロニクスメーカー
- URL:
- http://panasonic.co.jp/index3.html
- 導入プロダクト:
- 戦略調達ソリューション「ProcureMeister」
この記事内容は2014年7月16日に取材した内容を基に構成しています。記事内における数値データ、組織名、役職などは取材時のものです。