国内半導体製造会社へ納入した機器・装置のメンテナンス業務に関わる情報を電子化し、一元管理する「新サービスシステム」を構築。報告書や見積書の詳細情報などを共有し、顧客へのサービス品質の向上を実現。
- 各拠点で独自に作成されていた顧客情報やメンテナンス作業記録のフォーマットを統一し、効率的に活用・管理したかった。また、保守ノウハウの情報共有により、顧客への有効的な提案をしたかった。
- 作業報告書、見積書のフォーマット統一と情報の一元管理を実現。故障箇所や要因を入力すれば過去の対応内容などが閲覧できるようになり、蓄積されたデータを生かすことが出きるようになった。
ソリューション事例概要
導入の背景全文を読む
- 提案型営業の強化とサービス力の全体的な底上げを実現するために、これまで全国の各拠点に蓄積された作業情報・見積情報を共有し、一元管理する仕組みが必要。
導入の経緯全文を読む
- 情報共有によるフィールドサービス業務の一貫対応が可能な、フィールドサービス向けのCRMソリューション「FS-SQUARE」の導入を決定。
- 作業報告書、見積書の記述内容について現場の関係者にヒアリングを実施し、フォーマットの統一を図る。
- 「FS-SQUARE」の標準機能にエクセルデータで出力する機能などを付加。
導入のポイント全文を読む
- 現場の業務状況をリサーチし、システムに必要な記述内容の統一を図る。
- ボトムアップの開発プロセスにより、標準パッケージの評価と拡張要件の洗い出しを実施。業務にフィットさせた拡張機能を追加。
導入の効果全文を読む
- 「FS-SQUARE」の検索機能によって蓄積されたデータから必要な情報を取得、作業ノウハウの共有が進む。
- ノウハウの幅広い活用により、顧客の問題解決の迅速化を実現。
- 過去のデータに基づいた顧客ごとのメンテナンス計画など、内容の深い提案が可能に。
- ネットにアクセス可能な環境であれば、どこでも入力が可能なため、作業効率が向上。
将来展望全文を読む
- 作業報告書、見積書の作成だけでなく、他の業務プロセスにも展開していく。
- 社内の他のシステムとの連携により、より広範なデータ活用の実現。
- グループ各社への新システム活用を提案し、さらなる業務効率向上、幅広いデータ活用の展開を目指す。
お客様の企業情報
- 会社名:
- 株式会社荏原フィールドテック
- 設立:
- 1997年
- 代表者:
- 代表取締役 勝又 和樹
- 従業員数:
- 211名
- 資本金:
- 1億円
- 本社所在地:
- 神奈川県藤沢市本藤沢 4−2−1
- 事業内容:
- ドライ真空ポンプ、CMP装置、各種めっき装置、その他 半導体産業用各種機器・装置の販売及び試運転調整、保守等カスタマーサポート全般。
- 導入プロダクト:
- FS-SQUARE
- URL:
- http://www.eft.ebara.com/
本記事は2012年8月23日に取材した内容をもとに構成しています。記事内における数値データ、組織名、役職などは取材時のものです。