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コラム

“人間力”ある人づくりを目指して(4)

2017.10.20

~まずは自分が魅力ある存在に~

人間としての一流とは何か?

その問いかけに対して、青年塾を主宰されている上甲晃さんは「自分のことしか考えられない人は人間三流。どんな時でも、人のためを考え、行動できる人は、人間一流と捉えています」と答えた。

私が尊敬する上甲さんとの出会いは、2004年1月まで遡る。「人間力講座」に登壇していただく事前打合せのために、東芝本社ビル1階の受付カウンターの脇で上甲さんをお待ちしていた。上甲さんは、後日その出会いを「その出迎え方の丁寧さに私も気を良くした。人を迎える時には、“お待ち申し上げておりました”の姿勢がいかに大切かを改めて教えてもらった気がする」とふり返ってくださった。

打合せでは、開口一番「羽田空港に行くモノレールの車窓から何度も見たことのある建物だが中に入ったことは一度もなかった」と。

私からは「人間力」を高めていくことを当社の人財育成の基本に据えていることなどをご紹介した。

上甲さんは「ライバル会社の人財育成の考え方と私の考え方が共通していることにいささか驚いたが、自信を深めるとともに、率直に嬉しかった」と語ってくださった。「人間力」は一企業の枠に納まるものではないことを改めて実感した。

人間力講座で上甲さんは「研修に参加して帰ったら、研修に送り出してくれた上司に翌朝一番で報告していますか?」と問いかける。「上司は皆さんが“どんな研修を受けてきたんだろうか?どんなことを学んできたのか?参加して喜んでいるんだろうか?”と頭をめぐらしています」と。

「上司から声をかけられる前に、“昨日は忙しい中、研修に参加させてもらってありがとうございました。研修に参加して○○を学んできました。これからの業務で活かせるよう頑張ります。“と報告してくれれば、上司も安心し、また研修に参加させてあげたいと思うだろう」と語る。

要は、周りの人のことをどこまで考えられるか。心配させないことだ。もちろん、研修に参加する前に仕事の段取りを済ませることや周りの人への配慮も大事になる。研修は参加の前後も含めて研修というわけだ。

人間一流と言っても、身近なところから始めねばならないと気づかせてくれた。

東芝デジタルソリューションズ株式会社 商品統括部 HRMソリューション技術部
真野 広

  • 記事に掲載の、社名、部署名、役職名などは、2017年10月時点のものです。

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