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米国だより

2011年1月27日

『 オープンソースは敷居を低く 〜様々な工夫で参加者確保〜 』

 先日、世界で20ヶ国語以上に翻訳され、50万人以上が利用しているオープンソース「Jenkins(旧名:Hudson)*1」の開発者の講演*2を聴きました。オープンソース・コミュニティを大きくするコツは、初めての方が、(1)Web頁にアクセス→(2)ダウンロード→(3)利用→(4)ソースコード閲覧→(5)修正→(6)結果取得という漏斗(ろうと)を通過する際に、各段階の敷居を低くすることとのこと。一つの段差だけなら大部分の方が乗り越えられるとしても、全体としては、各段階の通過率がかけ算で影響してくるからです。例えば、(2)については、「Web頁の中でダウンロード・ボタンがすぐわかるように」なっています。他にも以下のような工夫がされています。
・各国語に翻訳されやすいように、メッセージが表示されたタイミングで翻訳欄も出す。
・修正が速やかに反映されるように、リリース周期を1週間と短く設定する。
・参加者同士が相談せずに機能追加できるように、プラグイン型のアーキテクチャにする。

 当初想定していた出荷版生成や試験だけではなく、毎秒写真を撮る監視カメラの制御に使っている利用者もいるとか。新しい参加者は、意外な視点をオープンソース・コミュニティにもたらしてくれます。

 会場からは、「Jenkinsを使っていたけど、開発者が日本人だったとは知らなかった」との声もありました。「コードを書くのが好きです」と淡々と語る講演者の姿が印象的でした。



*1) Jenkins:ソフトウェアのビルドや試験等を自動制御する、執事のような継続的統合環境
URL:http://gihyo.jp/dev/feature/01/hudson/(別ウィンドウで開きます)
*2) JTPA ギークサロン「オープンソース・コミュニティの運営について川口耕介氏と語る」
URL:http://www.jtpa.org/event/geeksalon/000545.html(別ウィンドウで開きます)
ポルトガルの旧植民地地図の石絵 帆船の石絵

正月にSan Jose歴史博物館に行って来ました。大正時代には郊外にNippon Muraという場所があったそうです。庭園では、ポルトガルからの移民を記念する施設を発見。ゴールド・ラッシュの頃、当地に来て、その後農民や漁師になったとのこと。施設の前にはポルトガルの旧植民地地図や帆船の石絵がありました。当地は移民の地です。(Manchu Yutaka)

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