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ニュースリリース

東芝デジタルソリューションズと米Nebbiolo Technologies、インダストリアルIoTの分野でフォグコンピューティングを活用した戦略的協業を開始

2018年4月23日

東芝デジタルソリューションズ株式会社

Nebbiolo Technologies Inc.

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 東芝デジタルソリューションズ株式会社(本社:神奈川県川崎市、取締役社長 錦織弘信、以下、東芝デジタルソリューションズ)と、Nebbiolo Technologies Inc.(本社:アメリカ カリフォルニア、CEO Flavio Bonomi、以下 Nebbiolo)は、インダストリアルIoTのフォグコンピューティング注1領域における戦略的協業に合意し、東芝のインダストリアルIoTソリューションとNebbioloのフォグコンピューティングソリューションを組み合わせた新たな事業展開に向けた活動を開始します。

 各産業におけるインダストリアルIoTの普及が急速に拡大する中、製造業や社会インフラなどの領域においては現場(エッジ)で大量に発生するデータを高速に処理するニーズが高まっており、現場の機器や装置などIoTデバイスの運転・稼働データをクラウドに送ることなく素早く処理・蓄積・利活用するエッジコンピューティングが求められています。しかし、増え続けるIoTデバイスの管理や、制御システムへの接続によるセキュリティリスクなど課題も多く、対応策とコストの両立が求められています。

 今回両社は、Nebbioloの最先端のフォグコンピューティングプラットフォームを東芝のIoTアーキテクチャー「SPINEX™(スパインエックス)」の構成要素として追加し、東芝の製造業向けIoTソリューション「Meisterシリーズ™」などのIoTアプリケーションやAI技術、長期安定運用可能なハードウェア技術と組み合わせることで、インダストリアルIoT領域における革新的で最適なソリューションの提供を目指します。

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 東芝デジタルソリューションズは、IoTアーキテクチャー「SPINEX」のもと、製造業や社会インフラをはじめとするインダストリアルIoT領域においてデジタルトランスフォーメーションを実現するソリューションの提供を進めています。特に製造業向けIoT領域においては、東芝グループで培った生産技術や関連ノウハウを結集させた「Meisterシリーズ」を展開しており、IoTデータの収集・蓄積や、効果的な活用を実現し、製造工程における品質や生産性の向上だけでなくビジネスライフサイクル全般のデジタル化を支援する仕組みをお客様に提供しています。また、画像、センサーデータ、業務データなどを解析し、システムの最適化・自律化を支援する東芝アナリティクスAI「SATLYS™(サトリス)」の提供や、「SPINEX」の特長の1つであるエッジコンピューティングが求められる社会インフラ・産業分野向けに長期信頼性と耐環境性を高めた「IoTゲートウェイ装置注2」の提供などを通じて、お客様のデジタルトランスフォーメーションを推進しています。

 Nebbioloは、最先端のフォグコンピューティング技術を活用したインダストリアルIoTの統合プラットフォームを提供しています。このフォグコンピューティングプラットフォームは、ネットワーク、OS、ミドルウェア、アプリケーションを一気通貫で提供する垂直統合型(コンバージド)プラットフォームで、優れた仮想化技術により、現場で利用されるさまざまなアプリケーションを相互干渉させることなくノード(フォグコンピューティング用端末)に接続することができます。さらに、現場で発生する大量のデータを低遅延で高速に処理できるCPUとネットワークスイッチを1つのノードに統合するとともに、ITシステムを現場の機器や制御システムなどのOT注3側に接続する際に懸念されるさまざまな影響や不適切な侵入などを排除する強固なOT-IT分離型のセキュリティ機能を実現しています。また、優れた管理機能により現場のIoTデバイスやノードをネットワークレベルからアプリケーションレベルまで幅広い階層に渡って集中管理できるセンターマネジメント機能や、インダストリアルIoTで求められることが多いオンプレミス注4での管理機能を実現しています。
これらの機能・性能により、インダストリアルIoTソリューション提供時の課題である、多くの製品の組み合わせによる工事・設定・接続確認・調整などにかかる時間や労力を削減します。また、特に製造業や社会インフラの現場においては、アプリケーションの制約やセキュリティ上の都合などによって古いコンピューター環境を使い続けなくてはならないケースがありますが、Nebbioloの仮想化技術により、既存アプリケーションも含めて安全かつ効率的に新しい環境に移行するとともにIoT環境を構築し、つながる工場、つながる現場を実現することができます。

 今回の協業により、両社はそれぞれが持つソリューションとプラットフォームを組み合わせ、今後さらなる需要が見込まれるインダストリアルIoT領域におけるソリューション展開を進めていきます。
 具体的には、東芝デジタルソリューションズは自社のインダストリアルIoT領域向けソリューションにおいてNebbioloのプラットフォームを活用し、スマートファクトリーソリューションや産業機械向け組込ソリューションをはじめとする幅広いユースケースに対して統合的なIoTソリューションの提案を進めます。Nebbioloは自社のフォグコンピューティングプラットフォームへの東芝デジタルソリューションズの「Meisterシリーズ」や「IoTゲートウェイ装置」などのIoTソリューション・製品への搭載・適用を進めます。また、両社共同でインダストリアルIoTソリューションの適用範囲およびユースケースの拡大を目指したマーケティング・プロモーション活動や、今後新たに求められる機能や性能などに関する技術開発・実現可能性の検討などを進めます。

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東芝デジタルソリューションズ 取締役社長 錦織弘信、Nebbiolo Technologies Inc. CEO Flavio Bonomi

東芝デジタルソリューションズ 取締役社長 錦織弘信、Nebbiolo Technologies Inc. CEO Flavio Bonomi

東芝デジタルソリューションズ株式会社 取締役社長 錦織弘信のコメント

「東芝デジタルソリューションズとNebbioloが協業を開始したことで、インダストリアルIoTソリューションの普及が加速します。産業界のお客様はIoTソリューションをビジネスに活用することを望む一方で、セキュリティリスクや不透明なROI(Return on Investment:投資対効果)が要因となりIoTソリューションの導入に躊躇されています。当社はNebbioloの製品がもたらす強固なセキュリティと先進的なフォグコンピューティング基盤を活用することでお客様の懸念を解消し、製造業をはじめとしたインダストリアルIoT領域における最適なソリューション提供していきます。」

Nebbiolo Technologies CEO Flavio Bonomiのコメント

「エッジの重要性にいち早く着目してきた東芝デジタルソリューションズと、インダストリアルIoT領域において我々のフォグコンピューティングプラットフォームを活用する戦略パートナーとして協業を開始できることを嬉しく思います。優れたカスタマーサポートとシステムインテグレーション力を組み合わせた革新的な技術を提供する東芝デジタルソリューションズの戦略は、我々のお客様にとって非常に重要であり、我々のインダストリアルIoTにおけるエッジ・アプリケーション向けハイパーコンバージドインフラの開発と普及の加速を後押しします。OTとITを高い次元で統合し、お客様の要求を満たすためには、コンピューティング、ストレージ、セキュリティ、機械学習およびフィールドバス(現場における通信基盤)の高度な垂直統合が必要不可欠です。東芝デジタルソリューションズと連携しながら、日本を皮切りに全世界に向けて産業界の未来をリードすることを楽しみにしています。」

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  • ※注1 フォグコンピューティング: クラウドコンピューティングを拡張し、現場(エッジ)側に近い領域で演算や処理を行うコンピューティング技術
  • ※注2 IoTゲートウェイ装置:2018年3月13日報道発表
    社会インフラ・産業分野向け「IoTゲートウェイ装置」を発売 ~インダストリアルIoT分野でのエッジコンピューティングを促進~
    https://www.toshiba-sol.co.jp/news/detail/20180313.htm
  • ※注3 OT: Operational Technology、運用技術
  • ※注4 オンプレミス: 自社が所有する施設やデータセンターなどでサーバーなどの機器を自社管理する運用形態
  • *SPINEXは、東芝デジタルソリューションズ株式会社の日本またはその他の国における商標です。
  • *Meister シリーズは、東芝デジタルソリューションズ株式会社の日本における商標です。

以上