ニュースリリース

2017年12月7日

「RECAIUSフィールドボイス」が、株式会社ささげ屋の”衣類採寸業務”に採用
~ 衣類を採寸しながら「つぶやく」だけでデータ登録でき、負担軽減・効率化を実現 ~

東芝デジタルソリューションズ株式会社

 東芝デジタルソリューションズ株式会社(神奈川県川崎市 取締役社長 錦織弘信 以下、当社)が提供するコミュニケーションAI「RECAIUS™(リカイアス)」の音声認識サービス「RECAIUS フィールドボイス」が、株式会社ささげ屋(以下、ささげ屋)の”衣類採寸業務”に採用され、新たな分野での RECAIUSサービスの適応が実現できました。現在、ささげ屋内でテスト運用を行っており、年明けの本格実用開始を目指します。

 ささげ屋では、主にネット通販向けに衣類など商品情報の制作として、”ささげ業務“(撮影・採寸・原稿作成)を実施しております。”ささげ業務”のうち、衣類や雑貨などの「採寸」作業では、メジャーで商品を計測し、データをパソコンへ入力する反復作業のため、目線や手元が衣類とパソコンを頻繁に行き来することで作業者の負担が大きく、データの入力ミスや計測モレが発生しやすいという恒常的な課題がありました。
 今回採用いただいた「RECAIUS フィールドボイス」を活用することで、メジャーから目線や手元を外さずに音声でつぶやくだけで、衣類の採寸情報(着丈73cm、身幅52cm、肩幅47cm、袖丈21cm、原産国は中国です。)などを入力することが可能となりました。これにより入力ミスによる作業の手戻りも低減でき、作業の効率化に貢献いたします。

 将来は、音声入力だけではなく画像認識による商品タグの自動読み込みなどRECAIUSの様々なサービスを組み合わせて新規サービスの共創ビジネスについて検討を進めます。

図1:RECAIUSフィールドボイスを活用した”衣類採寸業務”のイメージ図

図1:RECAIUSフィールドボイスを活用した”衣類採寸業務”のイメージ図

<株式会社ささげ屋 代表取締役社長 秋山 宙士 様のコメント>

「弊社では、ネット通販(EC)において不可欠な商品情報の作成を10年以上行っております。商品のサイズや原材料などのデータ化、いわゆる”採寸”作業はこれまでキーボードでの入力が主体でした。RECAIUSの音声認識精度の高さを利用することで、メジャーから手を放すことなく、『発話』により正確なデータを入力できるため、圧倒的な業務効率化が図れます。今後も東芝グループ様のデジタル技術と連携することでAIの活用など、ファッション業界へ新たな価値を創造していきます。」

■“ささげ業務”について

 「ささげ」とは、ネット通販における商品情報の制作業務を総称した言葉で、「撮影・採寸・原稿作成」の略です。このうち「採寸」は、アパレル等の商材において、実物をメジャーで測り着丈などのサイズをデータ化し、原産国や素材などの情報を転記することです。
https://sasageya.co.jp/aboutus/sasage.html

■ささげ屋について

 ささげ屋では、ネット通販(EC)サイトの運用とそれに伴うバックオフィス業務や商品情報のコンテンツを制作しています。ネット通販サイトが増えていく中、衣類だけではなく雑貨などあらゆる商品がネット上で販売されるようになり、今後は商品情報の見せ方がより重要となってきています。
 ささげ屋 ホームページ https://sasageya.co.jp/index.html

■東芝コミュニケーションAI「RECAIUS™ (リカイアス)」について

 音声や映像から人の意図を理解しビジネスと生活の安心・快適な活動をサポートするサービスです。東芝が長年にわたり研究開発してきた、音声認識、音声合成、翻訳、対話、意図理解、画像認識(顔・人物画像認識)などのメディア知識処理技術(メディアインテリジェンス技術)を融合し体系化しました。RECAIUSは、新しいライフスタイルやビジネスの創出に貢献します。
 RECAIUS(リカイアス)ホームページ https://www.toshiba.co.jp/recaius/

 

音声認識や画像認識技術を利用した採寸情報入力支援サービスは、株式会社ささげ屋と東芝デジタルソリューションズ株式会社が共同で特許を出願しています。
RECAIUSは、東芝デジタルソリューションズ株式会社の日本またはその他の国における登録商標または商標です。
その他、本文章に記載されている社名及び商品名はそれぞれ各社が商標または登録商標として使用している場合があります。

以上