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モバイル端末向け「コンテンツ変換ソリューション」を開発
~既存Webサイトからスマートフォン向けWebサイトへ動的変換を実現~

2011年11月4日
  • 東芝ソリューション株式会社

 東芝ソリューション株式会社(本社:東京都港区、取締役社長:河井信三)は、スマートフォンを中心とした、モバイル端末向けの「コンテンツ変換ソリューション」(以下、「コンテンツ変換」)を(株)東芝と共同で開発したことを発表します。

 近年、スマートフォンの利用が拡大し、企業Webサイトにおいても、スマートフォン向けWebサイトを新たに提供する動きを進めています。また、従業員向けの社内システムを外出先や災害時等でも利用したいという、BCP(*1)の観点から、社内の申請業務や承認等の事務処理をスマートフォンで行う、社内利用ニーズも高まっています。しかしながら、企業Webサイトの運用面では、いまだにPC向けコンテンツが主流であり、これらニーズの実現には、スマートフォンなどの複数のデバイス向けに、新たにコンテンツを製作、運用・保守を行う必要があり、企業Webサイト運用の負荷の増大が懸念されます。

  「コンテンツ変換」は、既に構築されているPC向けWebサイトのコンテンツをそのまま流用して、動的変換により、スマートフォン向けWebコンテンツに変換するパッケージ型のソリューションとなります。
 「コンテンツ変換」の導入により、短期間でのスマートフォン向けWebサイトの立ち上げを強力にサポートし、運用・保守の面においても大幅に負荷を軽減することができます。

 「コンテンツ変換」のコア部分には、東芝が長年にわたり、ASP(*2)サービスとしての導入実績を誇る、モバイルコンテンツ配信エンジン「MMS(*3)」を変換エンジンとして採用しています。

 東芝ソリューションは、今後、流通業や金融業をはじめとする、さまざまな業界のお客様向けに、「コンテンツ変換」の導入によるスマートフォン向けWebサイトの構築、運用・保守を提案していきます。

 

(*1)
BCP:Business Continuity Plan
企業がビジネスコンティニュイティに取り組むうえで基本となる計画のこと。
(*2)
ASP:Application Service Provider
アプリケーションソフトの機能を、ネットワーク経由で、顧客に提供するサービスの事業者のこと。
(*3)
MMS:Mobile Multi-Protocol Service
モバイル端末の違い(キャリア、通信プロトコル、言語等)を吸収し、それぞれの端末に最適な形式で、コンテンツを配信する機能。

●詳細説明(「コンテンツ変換」の特長)

(1)
スクレイピング機能の搭載
  • PC用Webコンテンツから「外部指定した部分のみ」を「配信」します。
(2)
機種による制約からの解放
  • 通信キャリアやモバイル端末のデバイスによる相違点を吸収し、PC用Webコンテンツへの変更を削減します。
  • PC用Webコンテンツで、通信キャリアやモバイル端末の新機種の差異を意識する必要がないため、これまでのWebコンテンツ開発に比べ、開発 生産性が向上します。
(3)
同一ソースでの管理
  • PC用Webコンテンツのソースを用いた変換となるため、スマートフォン専用のWebサイト構築と維持管理が不要になります。

 

●「コンテンツ変換」概要図

「コンテンツ変換」概要図

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