ニュースリリース

　東芝ソリューション株式会社（本社：東京都港区、取締役社長：梶川茂司）は、株式会社東芝がグループ全体で進めているスマートコミュニティ事業において、スマートグリッド、スマートファシリティ、スマートシティ等のスマートコミュニティ構築に必要とされるICT基盤を体系化した「スマートコミュニティ統合ソリューション」を開発し、提供していきます。

　電力・水道・ガス・交通・通信・医療・公共サービスなどの社会インフラを支える情報システムは、大半がその業種・業界の中で閉じた形で運用されていますが、次世代のインテリジェント社会を支える「スマートコミュニティ」の世界では、これらの情報システムが相互に連携してサービスを提供、環境にやさしく、より便利で快適な生活を実現するものとして期待されています。

　東芝ソリューションから提供する「スマートコミュニティ統合ソリューション」は、以下の機能・サービスを提供することで、さまざまな社会インフラシステムを有機的につなぎ、多種のシステムが連携した環境で、高い信頼性と可用性を実現します。

（1）

スマートコミュニティ社会を支える様々な機器・システムを「つなぐ」 Smart Integration Bus(SIB)

（2）

SIBをベースとした構築基盤とアプリケーション群

（3）

スマートコミュニティを構成するICTの統合的な運用・保守サポート

　東芝は、10月1日付で「スマートコミュニティ事業統括部」を設立し、国内外の社会インフラ市場を対象に、関連部門・グループ会社の総力を結集し、「都市丸ごと受注」を掲げ、スマートコミュニティ事業を推進しています。東芝ソリューションは東芝と一体となってスマートコミュニティ社会の実現に寄与するとともに、そこで培った経験とノウハウを国内外の幅広いお客様にご提供していきます。

●東芝グループのスマートコミュニティ体系

●東芝ソリューションの提供する「スマートコミュニティ統合ソリューション」の機能・サービス

• • * Smart Integration Bus（SIB）
    • さまざまな種類の機器やシステム間で、大量のデータや制御情報をリアルタイムに 処理するインテグレーション機能を提供
      ＜活用例＞　リアルタイムメッセージング、データ変換、データアーカイブ、リアルタイムイベント処理
      ＜連携例＞　μEMS、AMI、SCADA、CRM、蓄電管理、ビル管理、HGW、PV、EV等
  • * スマートコミュニティアプリケーション
    • SIBを利用しスマートコミュニティ構築に必要な機能、部品をフレームワーク化し共通プラットフォーム を提供。さらに、共通プラットフォーム上で動作するアプリケーションも提供。
      ＜アプリケーション例＞
      ・家庭内の電力の利用状況を「見える化」し、PVや家電、EV等を最適に制御するHEMS
      ・ビルごとの省エネ運転をきめ細かく管理するBEMS

※

Smart Integration Busは東芝ソリューション株式会社の商標です。

※

μEMSは東芝の商標です。

※

各略語の正式表記は以下のとおりです。

AMI

：Advanced Metering Infrastructure

BEMS

：Building Energy Management System

CEMS

：Community Energy Management System

CRM

：Customer Relationship Management

DMS

：Distribution Management System

EV

：Electric Vehicle

HEMS

：Home Energy Management System

HGW

：Home Gateway

ICT

：Information and Communication Technology

MDMS

：Meter Data Management System

PV

：Photovoltaic

SCADA

：Supervisory Control And Data Acquisition