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新日鉄ソリューションズと東芝ソリューション、金融機関向けソリューション事業で協業
-統合リスク/収益管理及びオペレーショナル・リスク管理の
NO1ソリューション同士の連携を実現-

2010年11月5日
  • 新日鉄ソリューションズ株式会社
  • 東芝ソリューション株式会社

 新日鉄ソリューションズ株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:北川三雄)と東芝ソリューション株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:梶川茂司)は、リスク管理をベースに収益性、健全性モニタリングの仕組みを提供するソリューション分野で協業することを発表します。今後両社は新日鉄ソリューションズの統合リスク/収益管理ソリューション群(*1) と東芝ソリューションのオペレーショナル・リスク管理ソリューション群である「QualityGym®シリーズ」(*2)の連携を行い、マーケティング活動、コンサルティング、構築・保守などの各種サービスにおいて、本格的な協業を開始します。

 わが国の金融業界では、規制緩和の進展や金融業務の高度化によりリスク管理の重要性が飛躍的に高まっており、2007年3月末に施行されたBaselⅡ(*3)では、新たに資本賦課の対象となるオペリスクを適正に管理し削減することが求められ、さらにBaselⅢともいうべき規制強化の検討も進み始めています。

 今回、統合リスク/収益管理分野において国内導入実績トップの新日鉄ソリューションズと、オペレーショナル・リスク管理および事務品質管理分野において国内導入実績トップの東芝ソリューションが協業することで、お客様に「3つ(リスク・コスト・顧客満足)の最適化」と「収益性・健全性の向上」をもたらします。具体的には双方のソリューション間でDB統合、データ 連携やアプリ連携、プラットフォームの共有、保守・運用のワークフローなど、お客様のご要望を共同で検討し、提案していきます。両社が持つリスク管理業務ノウハウとIT技術を融合することで、業務に密着したリスク管理態勢の整備とリスク管理業務の効率向上という、相反するビジョンを実現していきます。

 今後両社は双方のお客様への共同提案や主に地方銀行・信用金庫への提案を進めていきます。新日鉄ソリューションズおよび東芝ソリューションは本協業により、今後3年間でそれぞれ20金融機関からの受注を目標として活動します。

●活動内容
(1)
リスク管理高度化の支援
  • 市場リスク、信用リスク、オペレーショナル・リスク等の統合管理を実現し、金融機関のリスク管理高度化に寄与します。
(2)
共同での提案とシステム構築・運用までの一貫したサービスを提供
  • 統合リスク管理で必要となる機能を共同で提供し、両社共同での提案からシステム構築・運用までの一貫したサービスを提供します。
(3)
技術提携による経営モニタリング基盤の実現
  • 相互技術支援体制を強化し、統合リスク管理に収益管理や自己資本管理の要素を加味した経営モニタリング基盤を提供します。
●収益性・健全性の向上
3つの視点(リスク・コスト・顧客満足)が企業経営において重要な視点であると考えています。リスクの高い業務のプロセス変更や事務処理品質の向上を図る活動が結果として顧客満足と収益の向上の両立を実現し、それら表裏一体の活動を融合して行う事が実効的なリスク管理であると私たちは考えています。

 

【両社製品のカバー範囲】

両社製品のカバー範囲の図
(*1)
統合リスク/収益管理ソリューション群:
新日鉄ソリューションズが提供するBancWare Convergence\バンクウェアコンバージェンス、MarketQuants\マーケットクオンツ、CreditQuants\クレジットクオンツ、北斎、赤富士、収益管理システム等のパッケージソリューション。
60金融機関への導入実績あり。
(*2)
QualityGym®シリーズ:
東芝ソリューションが提供するオペレーショナル・リスクに係る定性面の管理と、実質的な事務品質改善および顧客満足度向上を支援するソリューションシリーズ。
21金融機関への導入実績あり。
(*3)
新BIS規制(BaselⅡ):
2004年6月にバーゼル銀行監督委員会から最終案が公表された、金融機関の新しい自己資本比率規制のこと。近年の金融機関のリスク管理実務の進展や金融技術の高度化等を踏まえ、金融機関の直面するリスクをより精緻に評価すると同時に、金融機関のリスク管理能力向上を促すことを目指している。

 

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