ニュースリリース

　東芝ソリューション株式会社（本社：東京都港区、取締役社長：梶川茂司）は、東京電力のお客さまサービス業務を担う、株式会社東電ホームサービス（本社：東京都港区、取締役社長：濱田辰夫）に、モバイルＣＲＭソリューション ma-SQUARE™（エム・エー・スクエア）を用いたシステムを納入、８月２４日より「お客さまサービスリーダーIT支援システム」として運用を開始しました。
　このシステムへの接続は、ＫＤＤＩ株式会社（本社：東京都千代田区、代表取締役社長兼会長：小野寺 正）の 携帯電話端末　ａｕビジネスケータイやセキュアなイントラネット接続を提供する「ＢＲＥＷ^® ｌｉｎｋ」を 使用します。また、株式会社テプコシステムズ（本社：東京都江東区、取締役社長：平井　憲）が 本システムの運用を行っています。

　東電ホームサービスでは、お客さまの転居や契約容量変更を行う際の業務を東京電力から受託しており、具体的には、東電ホームサービスの訪問係員がお客さま宅を訪問し、電気メーターの確認やアンペアブレーカーの交換作業などを行っています。東電ホームサービスが実施する作業は、年間約450万件あり、そのうち約100万件は当日対応を求められるため、迅速かつ的確な訪問係員の割当・作業指示が必要となります。このニーズの実現に向けたシステム支援が検討され、本システムの導入に至りました。

　「お客さまサービスリーダーIT支援システム」は、訪問係員への作業指示や進捗状況の把握などの業務運営管理全般を行う、“お客さまサービスリーダー”と現場に出向する訪問係員の対応可否などの情報を共有するシステムです。（お客さまサービスリーダーの役割については「システム概要」参照）
　これまで、作業指示をする際、お客さまサービスリーダーは、訪問係員の「現在地」や「対応可否」をその都度、個別に電話連絡で確認していました。本システムでは、業務アプリケーションを開発すると共に、ma-SQUARE™ が搭載する以下の機能により、訪問係員の状況を把握した上での迅速かつ的確な作業指示を実現し、お客さまサービスリーダーの負担減（業務効率化）による指令拠点の集約を行い、コスト削減（「東京電力グループ経営ビジョン2010」の業務効率改善目標）に寄与することを目指しています。

（１）

ａｕビジネスケータイのＧＰＳ機能を使い、訪問係員の位置情報をリアルタイムに把握。これにより、迅速に最寄りの訪問係員を抽出し、対応可否確認の効率化を実現。

（２）

訪問係員への対応可否確認の回答状況などを、携帯電話の通信機能を利用してお客さまサービスリーダーのＰＣに集約して把握。集約された情報に基づき、最適な訪問係員への的確な作業指示を実現。

（３）

セキュリティを強化、安心安全なソリューションを実現。（「セキュリティ対策について」参照）

　東芝ソリューションは、東電ホームサービスへの導入実績を活かし、保守業務などのフィールドサービスや営業活動を支援するシステムとして、ma-SQUARE™ を拡販していきます。

●システム概要

●セキュリティ対策について

• ユーザ認証：ユーザID＋パスワード＋端末固有番号での認証方式とする。
• 画面ロック：一定時間無操作の場合に画面をロックする。
• 遠隔制御：遠隔から携帯電話でのアプリケーション操作をロック、携帯電話内に保持されたデータを削除することで、紛失時の業務データ漏洩を防止する。
• 暗号化：サーバ・携帯電話間上での暗号化を実施する。
  　東芝ソリューション自製の暗号ライブラリ Crypget を採用。
• ログ採取：認証ログ、アクセスログ（操作ログ）、通信ログを採取する。

●ma-SQUARE™ について

携帯電話上のアプリケーションとモバイルゲートウェイサーバとの同期処理により、携帯電話のオフライン動作を実現することで、現場での顧客情報活用や現場での情報入力を行えるようにすることで、現場業務の効率化、現場の「見える化」さらに携帯電話の有効活用を図ります。

ホームページ　https://www.toshiba-sol.co.jp/sol/crm/products/ma.htm

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ma-SQUAREは東芝ソリューション株式会社の商標です。

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Crypgetは東芝ソリューション株式会社の登録商標です。

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BREWはQualcomm Incorporatedの登録商標です。

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Bluetoothは米国Bluetooth SIG Inc.の商標です。