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東芝ソリューション、情報管理の新たな形である、
情報統御技術「inforester®」を開発
〜情報の所在や、「発生〜複製〜消去・廃棄」等のライフサイクルを一元管理、
企業のコンプライアンス強化や、情報漏えい防止に貢献〜

2009年10月27日
  • 東芝ソリューション株式会社

 東芝ソリューション株式会社(本社:東京都港区、取締役社長:梶川茂司)IT技術研究所は、情報管理の新たな形を目指した情報統御技術「inforester®(インフォレスター)」(特許出願中)を開発しました。

 近年、多くの企業では、内部統制、コンプライアンス強化、機密情報の厳密管理に注力している一方、情報漏えいの発生件数は毎年増加しており、その原因や漏えい経路も変化しています。特に、紛失・置き忘れ、誤配送などが原因の“紙媒体からの漏えい事故”が増加しており(2008年は全体の55.9%。出展:2008年情報セキュリティインシデントに関する調査報告書*1)、電子情報の漏えい対策だけでは、不十分と考えられています。

 「inforester®は、電子情報、紙、記録メディアに複製され拡散する情報の所在と、その取扱いを定めたセキュリティ規則とを、デジタル複合機などと連携して、媒体横断で一元管理する技術です。情報の複製の際に異なるIDを発行・付与し、原本のセキュリティ規則を自動継承させることで、複製された情報の所在追跡と、権限に応じた情報のライフサイクル制御(発生〜複製〜消去・廃棄)を実現します。
 これにより、例えば、商法・税法などで定める契約情報の保管義務期間や、秘密保持契約などで定める利用期限の最大期間をセキュリティ規則に設定すれば、期限を超えたすべての複製データを自動消去し、複製した紙や記録メディアの所有者への廃棄通知を一斉に配信することができます。

 東芝ソリューションは、今後、金融分野や製造分野をはじめとした、厳格な情報管理が求められる業界に向けて「inforester®を提案していきます。その第一歩として、金融業界向け大規模エントリ/ファイリングソリューション「Financial Space Manager®」に組み込んで、数億件規模の情報管理のセキュリティ強化に寄与します。

 また、IT技術研究所では今後さらに、紙文書のセキュリティまでも考慮した研究開発を進め、ITを使って情報セキュリティ管理業務の軽減を実現しつつ、企業のコンプライアンスや機密保持の強化に貢献していきます。

*1
「JNSA 2008年情報セキュリティインシデントに関する調査報告書」:(NPO日本ネットワークセキュリティ協会発行)
  URL:http://www.jnsa.org/result/2008/surv/incident/index.html(別ウィンドウで開きます)

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●inforester®の特長

(1)
媒体横断の情報追跡
  • 原本から複製したすべての電子情報、紙、記録メディアには異なる管理IDを発行して個体識別し、情報のライフサイクル、所在や所有者、複製の親子関係を一元管理します。電子情報には専用の複製データ保護書式の中に管理IDを格納します。また紙や記録メディアといった有形の情報資産には、二次元コード、RFID、透かし技術を利用して、各媒体に管理IDを貼付します。これにより、重要情報の原本とそのすべての複製を媒体によらず、その所在や所有者を追跡することが可能になります。
(2)
情報の取扱ミスを自動検出
  • 本技術に対応するデジタル複合機やシュレッダでは、読み込んだ書類の管理IDから複製や廃棄の妥当性を自動判定します。印刷や複写時にその情報を見てはいけない人が資料の配布先に指定されていたり、廃棄してはいけない契約書類原本をシュレッダにかけたりすると、複製や廃棄の処理を停止し、情報の取扱ミスを利用者に警告することが可能になります。
(3)
セキュリティ規則の自動継承
  • 複製や廃棄、閲覧を実行できる利用者や期限、場所を定めたセキュリティ規則は、情報の原本からすべての複製に自動で継承されていきます。複製の親子関係で、親のセキュリティ規則に違反しなければ、たとえば子の利用期限を短く設定するといったセキュリティ規則の変更も可能です。
(4)
複製データ保護形式への変換
  • 複製した電子情報は、管理IDや情報利用のセキュリティ規則を格納した、本システム独自のセキュリティ保護フォーマットに変換されます。また、暗号化や改ざん検出の機能も備えており、格納されたセキュリティ規則から逸脱した情報の利用行為を阻止することが可能です。

●inforester®の適用例

  • 法改正に伴う社内規程の改訂の徹底
  • 商品の変更に伴うカタログ改訂の徹底
  • 保管義務期間や利用日限の厳守
  • 顧客情報の所在や所有者の徹底管理
  • 情報資産の移送や保管、廃棄にかかる費用の可視化

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●inforester®概念図

概要図
●東芝ソリューション IT技術研究所
IT技術研究所は、近未来のITを研究開発し、近未来のソリューション技術を創出するとともに、システムの性能、品質、生産性を向上させるためのITアーキテクチャやシステム基盤、方法論、ツールを共通技術として実用化することに取り組んでいます。
「inforester」、「Financial Space Manager」は、東芝ソリューション株式会社の登録商標です。

 

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