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東芝ソリューションが方式提案した「ACBio」が
オンライン生体認証に関する世界初のISO国際標準規格に採用
〜プライバシーにも考慮した、より信頼性の高いオンライン生体認証が可能に〜

2009年7月7日
  • 東芝ソリューション株式会社

 東芝ソリューション株式会社(本社:東京都港区、取締役社長:梶川茂司)が主導して標準化を進めてきた、インターネットなどのオープンなネットワーク上で生体認証(*1)を利用するための技術規格「生体認証のための認証コンテキストACBio(Authentication Context for Biometrics:エーシーバイオ)」が、2009年5月に国際標準規格として発行されたことを発表します。「ACBio」は、2003年に経済産業省の基準認証研究開発事業の一環として標準化活動を開始し、2005年にISO/IECのプロジェクトとして発足しました。ISO/IEC JTC 1(*2)における国際投票において、投票国(28カ国)すべての賛成をもって国際標準規格として2009年4月に承認され、5月に発行されました。

 生体認証技術は他人がなりすますことが難しく利用しやすいため、近年、金融機関のATM(現金自動預け払い機)をはじめとした、多くの情報システムで採用されています。しかし、インターネット上のオンラインサービスのような、オープンなネットワーク上での利用においては、プライバシーの確保と認証結果の信頼性という面で課題があり、採用されていません。
 このような背景から、東芝ソリューションは独自に「ACBio」を開発しました。「ACBio」は生体認証の処理内容を示すためのデータ構造規格であり、この規格に準拠したデータをサービス提供者と利用者間でやりとりすることで、オープンなネットワーク上で安心・安全・確実な生体認証を実現します。

「ACBio」の特長は、以下の通りです。

(1)
利用者の生体情報をネットワーク上に流すことなく、オンライン生体認証を実現できます。
(2)
様々な生体認証方式や生体認証機器に対応できます。
(3)
正規の生体認証機器で生体認証が実行されたことを確認できます。

  東芝ソリューションは今後、オンラインショッピングやインターネットバンキングなどの様々なオンラインサービスにおいて「ACBio」を利用した生体認証の採用を提案していきます。また、その他の生体認証技術関連の国際規格であるISO/IEC 7816、ISO/IEC 19785 CBEFF、ISO/IEC 19784 BioAPI(*3)などにおいて、「ACBio」を利用する仕組みが現在検討されており、東芝ソリューションは、これらの活動についても継続して支援していきます。

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●「ACBio」の概要

ACBio概要図
(1)
利用者はACBio生成モジュールが組み込まれた機器を利用することで、生体認証処理 内容をサービス提供者に提供します。サービス提供者は、ACBio検証モジュールを利用し、 以下の項目を確認します。
  • 使用された生体認証機器は、十分な精度と品質を持っているか
  • 生体認証機器上の処理は、正しく実行されたか
  • 照合に使われた生体情報は、正しく登録されたものか
  • 複数の機器を用いて生体認証が実行された場合、機器間でデータは正しく授受されたか
(2)
「ACBio」では、生の生体情報をネットワーク上に送信せず、生体認証処理内容のみを送信 します。また、生体認証処理内容のみを送信することで、特定の生体認証方式や生体認証 機器に依存せず、様々な生体認証方式や生体認証機器に対応することができます。
*1
生体認証
 
 指紋、静脈、虹彩などの情報をキーとして個人を識別・認証すること。
*2
ISO/IEC JTC 1
 
 ISO/IEC : 国際標準化機構/国際電気標準会議
 
 JTC 1 : 情報処理分野の標準化を担当するISOとIECとの合同の技術委員会
*3
ISO/IEC 7816、ISO/IEC 19785 CBEFF、ISO/IEC 19784 BioAPI
 
 生体認証技術関連の国際規格
 
 ・7816 : 外部端子付ICカードを対象に制定されている国際標準規格
 
 ・19785 CBEFF : 共通生体認証交換フォーマットフレームワークの国際標準規格
 
 ・19784 BioAPI : 生体認証に関連するAPI仕様の国際標準規格

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