ニュースリリース

アーカイブストレージ「ArrayFort AF800AC」の販売開始について
~ArrayFortシリーズにアーカイブ/バックアップに適したストレージを新たにラインアップ~

2007年6月6日 東芝ソリューション株式会社

 

 東芝ソリューション株式会社(本社:東京都港区、取締役社長:梶川茂司)は、ディスクアレイ装置「ArrayFortシリーズ」の新商品として、アーカイブストレージ「AF800AC」を商品化し、本日から営業活動を開始します。アーカイブ/バックアップに適したストレージを新たにラインアップに加えることで、「ArrayFortシリーズ」を拡充します。


 「ArrayFortシリーズ」は、企業の基幹システムで活用できるよう、信頼性や可用性を重視して設計されたディスクアレイ装置です。Solaris、Windows、Linux、HP-UX、AIXといったオープン環境に対応し、官公庁、自治体、公共、製造業、金融業、流通業など多くの基幹システムで活用されています。


 近年、日本版SOX法対応をはじめとする、コンプライアンスに対する企業意識が高まるなか、日常業務の記録が求められるなど、保管データの飛躍的な増大が見込まれています。また、法令や各種規制などルールに従って実際の業務が行われているかを監査する時には、必要なデータを決められた期間で揃えることが要求されます。このような背景のなか、従来のテープ装置によるデータ保管ではなく、使用頻度の少ないデータでも必要な時にすぐに取り出せる、磁気ディスクを活用したアーカイブ/バックアップシステムへのニーズが高まっています。


 今回商品化するAF800ACは、このようなケースに活用できるアーカイブストレージです。高さ2Uサイズのコンパクトな筐体に最大6.0TBまでの拡張ができます。アーカイブシステムでは、使用頻度の少ないデータをAF800ACに移して保管することで、データの管理コストを低減しつつ、データの参照効率を高めます。バックアップシステムでは、AF800ACにバックアップデータの世代を管理し、確実なデータ保護と迅速なリカバリを可能にします。
 AF800ACは、簡単なオペレーションでArrayFortシリーズからAF800ACにデータを複製する「装置間レプリケーション機能*1」や、ひとつの装置内での複数世代データの管理を実現する「装置内レプリケーション機能*2」を備えており、ArrayFortシリーズと組合せることで、サーバに負担をかけない高いパフォーマンスのアーカイブ/バックアップシステムを実現します。(図1参照)。




*1) ある論理ボリュームのデータを、別の装置の論理ボリュームに複製する機能。
*2) 装置内のある論理ボリュームのデータを、同一装置内の別の論理ボリュームに複製する機能。

■AF800ACの主な特長
1)

確実なデータ保護

  既設のArrayFortシリーズとレプリケーション機能で連携し、ハードウェアによる高いパフォーマンスでアーカイブ/バックアップを実現します。差分情報を管理することにより、高速リシンク(同期化)・高速リストア(復元)を実現していますので、アーカイブ/バックアップ時の運用系の負荷を低減します。

2)

コストパフォーマンス

  容量あたりの価格に優れるSATA HDDを採用しました。さらに、ディスクアクセスの効率化を図り、HDDアクセスの性能も向上しています。

3) 高信頼性の確保
  各モジュールの2重化、SATA HDDの特性に適するようアクセス負荷を軽減したHDDパトロール機能を搭載しており、高い信頼性を確保しました。また、万一のHDD障害時にはHDD交換後のデータ書き戻しを不要にすることで、HDDの信頼性も確保しました。


モデル名
基本構成
価格(税別)
AF800AC 基本ユニット×1台、500GB HDD×3台、コントローラ×1、
FiberChannelタイプ、キャッシュメモリ:512MB、
管理ソフトウェアライセンス含む
188万6千円~


* ArrayFortは、東芝ソリューション株式会社の商標です。
* 本文中の製品名称はそれぞれ各社が商標として使用している場合があります。


図1:AF800ACとArrayFortシリーズを組合せたアーカイブ/バックアップシステムの活用例

システム活用図

<参考:ArrayFortシリーズ ラインアップ>
ラインアップ図


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