ニュースリリース

東芝ソリューション、統合CRMソリューションT-SQUARETM
機能強化版をリリース
~ より一層導入し易く、より一層使い易く、を実現 ~


2006年11月9日

東芝ソリューション株式会社

 

 東芝ソリューション株式会社(本社:東京都港区、取締役社長:梶川茂司、以下東芝ソリューション)は、統合CRM(※1) ソリューションT-SQUARETM シリーズのお客様業務への適合性と使い易さとを高めた機能強化版をリリース、本日より販売を開始します。


 今回の機能強化版には、多くのお客様から頂戴したご要望を反映しました。次世代CRMのご導入をご検討のお客様や、現在のCRMシステムの使い勝手、他システムとの連携・統合や業務適合性などに課題を抱えていらっしゃるお客様のニーズにきめ細かく対応します。また具体的な適用業務テンプレートを用意することにより導入期間の短縮も図ります。


 これにより、東芝ソリューションでは、コールセンタやフィールドサービスシステム、モバイル等CRM関連システムのリプレースや、複数の顧客接点に点在するお客様情報の統合といったCRMソリューションに対するニーズに迅速、的確に応えてまいります。

<主な機能強化点>

(1)

統合コンタクトセンタソリューションCT-SQUARE®

  ご導入いただいたお客様自らが画面内の項目や画面レイアウトを自由に設定できる「フレックスブロック機能」を搭載しました。
 



消費財メーカー様などコンシューマ向けコンタクトセンタで必要となる「オペレータサポート機能」を強化しました。お問合せ内容のコピーや、お問合せいただいた消費者様の仮登録などを可能にしました。
(2) フィールドサービスCRMソリューションFS-SQUARETM
  サービスセンタ業務として最も効率化を求める声の強い「アサインメントボード」機能を搭載しました。 これにより、サービス要員のスケジュール調整や作業割当といった作業をWeb画面上でドラッグアンドドロップ(※2) でおこなったり、お客様へのサービスに対応できるスキルを有する要員の自動抽出を行うことができ、ディスパッチ業務の効率化が図れます。
(3)

お客様情報統合ソリューションCDi-SQUARETM

  お客様情報統合時のマスターとなるデータの初期情報をより精度高く自動作成する「マスタクリエイティング機能」を搭載しました。
(4)

モバイルCRMソリューションma-SQUARETM

  携帯電話での営業日報等の利用を可能にする「営業支援テンプレート」、また、携帯電話をフィールドサービス業務端末として使用するための「フィールドサービステンプレート」を用意しました。
 

センターからの作業指示・アラート等を携帯電話に通知する「センタープッシュオプション」を用意しました。

 東芝ソリューションでは、このT-SQUARETM 機能強化版を、11月16~17日に池袋サンシャインシティ文化会館で開催される「コールセンター/CRM デモ&コンファレンス」に出展します。


以上


※1

CRM (Customer Relationship Management): お客様と企業が、情報システムを応用して長期的な関係を築く手法

※2 ドラッグアンドドロップ: マウス操作で画面上でのデータ移動を行なうこと。画面で、マウスポインタが移動したいデータの上にある状態でマウスボタンを押し、そのままの状態でマウスを移動(ドラッグ)、別の場所でマウスボタンを離す(ドロップ)

T-SQUARE、CT-SQUARE、FS-SQUARE、CDi-SQUARE、ma-SQUARE は、東芝ソリューション株式会社の商標または登録商標です。



T-SQUARETM について


Ⅰ.T-SQUARETM シリーズの特長


1.CRMの各顧客接点で求められる機能を共通コンポーネント化
 自社製開発フレームワーク(Staveware® )を利用して、さまざまな顧客接点システム(コンタクトセンタ・フィールドサービス・顧客情報統合など)で求められる機能を共通コンポーネント化することにより、お客様の必要に応じて最適な機能を組み合わせます。これにより、従来のシステム構築に比べて短期間での開発を可能にし、顧客情報を一元管理することで、さまざまな顧客接点においてカスタマーロイヤリティを向上させる仕組みを提供します。

2.海外製パッケージの長所と、国産の長所の組み合わせ
国産(自社製)の利点である、使いやすい画面やきめ細かな操作性、柔軟性を提供し、これにSIEBEL、ORACLE等の海外製パッケージのデータベースモデル、ビジネス機能などの一貫した統合型CRMの利点を融合させたハイブリッド構成としています。

3.お客様のニーズに合わせた柔軟な機能拡張性
 契約などの文書情報管理でのXML(※1) データベースの適用、フィールドサービス・営業支援でのBREW(※2) /Bluetooth(※3) の適用など、最新技術の採用や機能拡張にも柔軟に対応することができます。

4.個人情報保護などCRMで必須のセキュリティ機能を充実
 認証、アクセスログ、権限管理、暗号化など個人情報保護法に対応したセキュリティ機能を実装しています。

5.お客様の声を取り入れた顧客対応現場の現場改革を目指した商品構成
 ・統合コンタクトセンタソリューションCT-SQUARE®
 ・フィールドサービスソリューションFS-SQUARETM
 ・お客様情報統合ソリューションCDi-SQUARETM
 ・MobileCRMソリューションma-SQUARETM
 ・営業革新ソリューションiSales-SQUAREⅡTM (今後販売予定)


Ⅱ.シリーズ概要図
概要図

Ⅲ.T-SQUARETM シリーズラインアップ

1.統合コンタクトセンタソリューションCT-SQUARE®
 東芝グループのコンタクトセンタを始めとする100サイトを超える導入実績に基づき、コンサルティングからシステム構築、コンタクトセンタの立上げ、運用支援までをトータルにサポートします。

<特徴>

(1)豊富な実績を活かした使えるソリューション

 東芝ソリューションの独自技術として特許出願中であるブロック化制御技術(画面入力フィールドサイズ可変機能)を搭載し、使いやすい画面・機能を提供します。これによりコミュニケータがストレスなく操作でき、的確・迅速な顧客対応を実現、コンタクトセンタ業務の効率化を図ります。

(2)お客様相談・修理・アウトバウンドなど様々なコンタクトセンタ機能の統合

 問い合わせ対応・修理受付・アウトバウンド・顧客検索・製品情報参照・基幹連携など、コンタクトセンタのコアとなる機能をコンポーネント化しており、従来は目的別・機能別に設置・運用されてきた複数コンタクトセンタのシステム統合を実現します。さらに基幹システムとの連携により、さまざまな情報にシームレスにアクセスしながらの高度な顧客対応を実現します。

(3)カスタムライクな自社製ソリューション
 パッケージの基盤として自社製J2EE(※4) フレームワーク(Staveware® )を採用、コンポーネントもすべて自社製のため、パッケージの限界にとらわれずに多様なお客様のニーズに対応できるカスタムライクなパッケージソリューションです。

2.フィールドサービスCRMソリューションFS-SQUARETM
 機器や設備の保守サービス業務の即応力向上、効率化により保守サービスの収益向上を図るソリューションです。当社の豊富なフィールドサービスシステム構築経験に基づき、海外製のパッケージ(SIEBEL等)と自社製の製品を組み合わせて提供します。

<特徴>
(1)ユーザの視点に立ったハイブリッド型ソリューション
 フィールドサービスで求められる一連の業務プロセス・機能は既存の海外製パッケージを利用し、特に現場での使い勝手が求められる部分や各社固有の業務に対応しなければならない部分は自社の技術を使用する、ハイブリッド型のソリューションです。

(2)一貫した業務統合による保守業務効率化
 コンタクトセンタ、サービスマン、技術スタッフが同じ情報を共有し、フィールドサービス業務を一気通貫で実現することにより、的確な保守対応、フィールド業務の効率化を実現します。

3.お客様情報統合ソリューションCDi-SQUARETM
 複数の部門・システムに散在する顧客情報の統合により、あらゆる顧客接点での的確な顧客対応、カスタマーロイヤリティの向上を図るソリューションです。当社の豊富なシステム構築経験に基づく、BtoB(企業対企業)型、BtoBtoC(企業対企業対消費者)型、BtoC(企業対消費者)型など様々なビジネス形態に対応したデータモデルや名寄せツールを組み合わせ、加えて日本特有の商習慣や個人情報保護などに対応しています。これにより一貫した顧客情報による顧客対応品質の向上を実現します。

 東芝ソリューションの技術として特許出願中である顧客情報統合管理技術(複数の顧客情報を統合管理し情報提供を行うシステム技術)に基づいたハブ型アーキテクチャにより、短期間での顧客情報統合を実現します。

4.MobileCRMソリューションma-SQUARETM
 携帯電話、モバイル端末・携帯プリンタ等をサーバと連携動作させることにより、例えばサービス員がコンタクトセンタ・技術スタッフなどとオンサイト・リアルタイムで顧客情報・作業予定・障害情報などを共有でき、迅速な現場対応を実現します。

5.営業革新ソリューションiSales-SQUAREⅡTM (今後販売予定)
 当社自身で実施してきた営業革新の実践経験・ノウハウに基づく、営業革新ソリューションです。市場・顧客・案件活動の計画から進捗、結果までを一括で管理し、効果的なマーケティング活動、計画的な営業活動のPDCAプロセスマネジメントを支援します。

以上


※1 XML(eXtensible Markup Language):文書やデータの意味や構造を記述するための言語の一つ
※2 BREW(Binary Runtime Environment for Wireless):携帯電話向けのソフトウェア実行環境
※3 Bluetooth:狭い範囲にある機器間で情報通信するためのワイヤレス通信技術
※4 J2EE:Sun Microsystems社のプログラミング言語Java 2の機能セットの一つ


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