ニュースリリース

東芝ソリューション、CRM分野での新たなトータルソリューション戦略を発表
~使いやすさにこだわった新CRM※1ソリューション体系「T-SQUARETM」の販売を開始~


2005年10月26日 東芝ソリューション株式会社

 

 東芝ソリューション株式会社(本社:東京都港区、取締役社長:梶川茂司、以下東芝ソリューション)は、堅調に伸びつつあり、かつ今後リプレース需要が加速するCRM市場に向けた新たなソリューション戦略展開のため、統合CRMソリューション体系「T-SQUARETM」シリーズを商品化し、11月より販売を開始します。


<商品戦略>
当社はCRMソリューションを、お客様ごとに異なるCRM戦略の実現を短期間かつ適切なコストで提供することを目的に立案した下記戦略のもと、新シリーズ「T-SQUARETM」を商品化しました。

(1) お客様のCRM戦略、顧客接点改革を実現するソリューションをシリーズ化
(2) これまでの大規模コールセンター統合や、統合フィールドサービスシステム・お客様情報統合データベース構築などの、豊富な納入実績により得られたお客様の声を反映
(3) 豊富な実績とノウハウを活用した、国産パッケージならではの現場での「使いやすさ」を追求

これにより、事業や拠点統廃合などに柔軟に対応できる顧客対応業務の構築、顧客接点現場の情報武装化、顧客への統合されたスピーディな対応によるカスタマーロイヤリティ向上を実現するシステムを迅速・確実に提供することを可能にします。


<販売戦略>
以下の戦略により、関連システムも含め今後3年間で300億円の販売を目指します。

(1) 顧客情報統合、BtoBアウトバウンドセンタ、XML※2活用などCRM領域での新たな需要の取り込み
(2) コンタクトセンタ、フィールドサービスなどの顧客接点系システムの統合や、リプレース需要の確実な受注
(3) リファレンス事例による同業種他社への販売促進(製造業・流通サービス業・金融業など)
(4) 個人情報保護など顧客情報関連システムのセキュリティ強化ニーズに対応   

なお、「T-SQUARETM」シリーズについては、11月1日、2日に開催する東芝ソリューションフェア2005に出展します。


「T-SQUARETM」シリーズの特徴
(1) CRMの各顧客接点で求められる機能を共通コンポーネント化
自社製開発フレームワーク(Staveware®)を利用して、さまざまな顧客接点システム(コンタクトセンタ・フィールドサービス・顧客情報統合など)で求められる機能を共通コンポーネント化することにより、お客様の必要に応じて最適な機能を組み合わせます。これにより、従来のシステム構築に比べて短期間での開発を可能にし、顧客情報を一元管理することで、さまざまな顧客接点においてカスタマーロイヤリティを向上させる仕組みを提供します。

(2) 海外製パッケージの長所と、国産の使いやすさ・きめ細かさ・柔軟性という長所の組み合わせ
国産(自社製)の利点である、使いやすい画面やきめ細かな操作性、柔軟性を提供し、これにSIEBEL,ORACLE等の海外製パッケージのデータベースモデル、ビジネス機能などの一貫した統合型CRMの利点を融合させたハイブリッド可能な構成としています。

(3) お客様のニーズに合わせた柔軟な機能拡張性
契約などの文書情報管理でのXML-DBの適用、フィールドサービス・営業支援でのBREW ※3/Bluetooth※4の適用など、最新技術の採用や機能拡張にも柔軟に対応することができます。

(4) 個人情報保護などCRMで必須のセキュリティ機能を充実
認証、アクセスログ、権限管理、暗号化など個人情報保護法に対応したセキュリティ機能を実装しています。

(5) お客様の声を取り入れた「顧客対応現場の現場改革」を目指した商品構成
・統合コンタクトセンタソリューション「CT-SQUARE®
・フィールドサービスソリューション「FS-SQUARETM
・お客様情報統合ソリューション「CDi-SQUARETM
・MobileCRMソリューション「ma-SQUARETM」(06年度~販売予定)
・営業革新ソリューション「iSales-SQUAREIITM」(06年度~販売予定)
 
シリーズ概要

概念図


「T-SQUARETM」シリーズラインアップ

■統合コンタクトセンタソリューション「CT-SQUARE®」(発売済)
東芝グループのコンタクトセンタを始めとする100サイトを超える導入実績に基づき、コンサルティングからシステム構築、コンタクトセンタの立上げ、運用支援までをトータルにサポートします。

<特徴>
(1) 豊富な実績を活かした「使えるソリューション」
東芝ソリューションの独自技術として特許出願中である「ブロック化制御技術(画面入力フィールドサイズ可変機能)」を搭載し、使いやすい画面・機能を提供します。これによりコミュニケータがストレスなく操作でき、的確・迅速な顧客対応を実現、コンタクトセンタ業務の効率化を図ります。
(2) お客様相談・修理・アウトバウンドなど様々なコンタクトセンタ機能の統合
問い合わせ対応・修理受付・アウトバウンド・顧客検索・製品情報参照・基幹連携など、コンタクトセンタのコアとなる機能をコンポーネント化しており、従来は目的別・機能別に設置・運用されてきた複数コンタクトセンタのシステム統合を実現します。さらに基幹システムとの連携により、さまざまな情報にシームレスにアクセスしながらの高度な顧客対応を実現します。
(3) カスタムライクな自社製ソリューション
パッケージの基盤として自社製J2EE※5フレームワーク(Staveware®)を採用、コンポーネントもすべて自社製のため、パッケージの限界にとらわれずに多様なお客様のニーズに対応できるカスタムライクなパッケージソリューションです。

■フィールドサービスCRMソリューション「FS-SQUARETM」(11月~販売開始)
機器や設備の保守サービス業務の即応力向上、効率化により保守サービスの収益向上を図るソリューションです。当社の豊富なフィールドサービスシステム構築経験に基づき、海外製のパッケージ(SIEBEL等)と自社製の製品を組み合わせることも可能です。

<特徴>
(1) ユーザの視点に立ったハイブリッド型ソリューション
フィールドサービスで求められる一連の業務プロセス・機能は既存の海外製パッケージを利用し、特に現場での使い勝手が求められる部分や各社固有の業務に対応しなければならない部分は自社の技術を使用する、ハイブリッド型のソリューションです。

(2) 一貫した業務統合による保守業務効率化
コンタクトセンタ、サービスマン、技術スタッフが同じ情報を共有し、フィールドサービス業務を一気通貫で実現することにより、的確な保守対応、フィールド業務の効率化を実現します。


■お客様情報統合ソリューション「CDi-SQUARETM」(11月~販売開始)
複数の部門・システムに散在する顧客情報の統合により、あらゆる顧客接点での的確な顧客対応、カスタマーロイヤリティの向上を図るソリューションです。当社の豊富なシステム構築経験に基づく、BtoB型、BtoBtoC型、BtoC型など様々なビジネス形態に対応したデータモデルや名寄せツールを組み合わせ、加えて日本特有の商習慣や個人情報保護などに対応しています。これにより一貫した顧客情報による顧客対応品質の向上を実現します。
東芝ソリューションの技術として特許出願中である「顧客情報統合管理技術(複数の顧客情報を統合管理し情報提供を行うシステム技術)」に基づいた「ハブ型」アーキテクチャにより、短期間での顧客情報統合を実現します。

■MobileCRMソリューション「ma-SQUARETM」(06年度~販売予定)
携帯電話、モバイル端末・携帯プリンタ等をサーバと連携動作させることにより、例えばサービス員がコンタクトセンタ・技術スタッフなどとオンサイト・リアルタイムで顧客情報・作業予定・障害情報などを共有でき、迅速な現場対応を実現します。


■ 営業革新ソリューション「iSales-SQUAREIITM」(06年度~販売予定)
当社自身で実施してきた営業革新の実践経験・ノウハウに基づく、営業革新ソリューションです。市場・顧客・案件活動の計画から進捗、結果までを一括で管理し、効果的なマーケティング活動、計画的な営業活動のPDCAプロセスマネジメントを支援します。


(※1)CRM(Customer Relationship Management):お客様と企業が、情報システムを応用して長期的な関係を築く手法
(※2)XML(eXtensible Markup Language):文書やデータの意味や構造を記述するための言語の一つ
(※3)BREW(Binary Runtime Environment for Wireless):携帯電話向けのソフトウェア実行環境
(※4)Bluetooth:狭い範囲にある機器間で情報通信するためのワイヤレス通信技術
(※5)J2EE:Sun Microsystems社のプログラミング言語「Java 2」の機能セットの一つ

※ T-SQUARE, CT-SQUARE, FS-SQUARE, CDi-SQUARE, ma-SQUARE, iSales-SQUAREIIおよびStavewareは、東芝ソリューション株式会社の商標または登録商標です。
※本文中の製品名称はそれぞれ各社が商標として使用している場合があります。


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