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東芝ソリューション株式会社(本社:東京都港区、取締役社長:河村進介)は、手書き文字を書いたその場でデジタルデータに変換する「デジタルペン データエントリ ソリューション」を、行政機関や民間企業の窓口業務を革新するソリューションとして、本日より販売を開始します。
本ソリューションは、スウェーデンのアノト社が開発した技術に基づいた「デジタルペン(*1)」と、当社が開発した文字認識ソフトウェア「デジタルペン認識ソフトウエア」を組み合わせたもので、手書き文字を書いたその場でデータ化し、業務システムに取込みます。紙に書いた手書き文字をオペレータがデータ入力する方式や、帳票を一括してOCRでデータ化する方式など従来のデータエントリ方式と比べて、「書いたその場でデータにできる」「正しいデータとして変換されているかすぐに確認できる」という特長から、記入からデータ化までの時間を大幅に短縮し、窓口業務の革新につなげることができます。
今回開発した「デジタルペン認識ソフトウエア」は、当社が長年培ってきたOCR文字認識技術を応用して独自開発したもので、高い文字認識精度を実現しています。本ソフトウエアは、OCR文字認識機能と、位置、書き順、筆圧などの情報による認識処理を組み合わせたものです。文字の記入時間(記入された順番)から、従来のOCR文字認識では困難な重なった文字などの認識もできます。
当社は、「デジタルペン データエントリ ソリューション」を、手書きデータ入力業務のシステム化を革新するソリューションとして提案します。行政機関や金融機関、流通業など民間企業の窓口業務をはじめ、外出先や屋外でのデータ入力業務などに向けて、データエントリソリューションの一環として販売していきます。
なお、今回の報道発表にあたり、アノト社様から別紙のとおり賛同のコメントをいただいています。
【デジタルペン データエントリ ソリューションの概要】
デジタルペン、専用用紙、デジタルペン認識ソフトウエア、サポートサービスを組み合せたもので、帳票に記入された手書き文字を各種業務システムにデータ化して取込むソリューションです。紙とペンという従来からの入力手段をそのままに、手書き情報を即時にデータ化することができ、同時に原本も保管しておくことができます。
■構成: ・デジタルペン:アノト社が開発した技術に基づくデジタルペンを採用 ・専用用紙:アノト機能対応紙製品(*2) ・デジタルペン認識ソフトウエア: 当社のOCRで実績のある文字認識をアノト機能対応デジタルペンに適用したデータエントリ用ソフトウエア。入力から訂正・データ出力までデータエントリソリューションで必要なミドルウエア群で構成されます。
■価格: 49万3500円(税込み)~
*2 アノト機能対応紙製品: デジタルペンで読み取るための特殊なドットパターン(アノトパターン)が印刷されている専用用紙。