ニュースリリース


東芝ソリューション、社員および開発委託企業のモバイルPCからの情報漏洩防止対策を強化

~ モバイルPCハードディクス全体の暗号化で、盗難や紛失に備える ~
2004年9月16日 東芝ソリューション株式会社

 

 東芝ソリューション株式会社(本社:港区芝浦1-1-1、取締役社長、河村進介、以下東芝ソリューション)は、社員および開発委託先企業の担当者が利用するモバイルPCの盗難や紛失の非常事態に備え、モバイルPC内のディスク全体の暗号化対策を実施致します。


 東芝ソリューションは、社員だけでなく、開発委託先の企業についても、モバイルPCのディスク全体を暗号化するツール(*)を導入し、更に、そのモバイルPCを東芝ソリューションのシステム部門が一元管理することにより、すべての利用者のセキュリティレベルを統一します。


 04年9月末までに3000台、その後、数ヶ月以内に更に3000台のモバイルPCに導入する予定です。開発委託先の企業に暗号化ツールを導入するライセンス費用は、東芝ソリューションが負担します。


現在、社会で頻繁に問題になっているように、委託先企業による情報漏洩が問題となっており、お客様の機密情報を守る対策としては、自社の社員のみを対象とした対策では不十分で、責任を負っている範囲全体に対する措置が必要です。一般的に行われているモバイルPCのパワーオンパスワードによるセキュリティ対策では、ハードディスクをPC本体から抜かれると読み取られてしまう危険性があります。これに対し、東芝ソリューションが実施する暗号化はハードディスク全体を暗号化する為、セキュリティレベルは非常に高くなります。


従来、東芝ソリューションは、情報漏洩対策として、PC機器持ち出しの物理的管理強化や社員への個人情報保護教育、委託先企業については、契約上での情報保護対策などをとって参りました。しかし、更なる強化として、モバイルPCの盗難や紛失事故に備え、モバイルPCの情報漏洩防止対策を実施することといたしました。


 東芝ソリューションでは、今後も情報システム部門と調達部門が連携し、全部門に対して情報セキュリティ管理およびセキュリティ対策をいっそう強化し、お客様の機密情報保護の徹底に努めてまいります。


(*)暗号化ツール名は非公開とします。


東芝ソリューションの施策概要

(1) モバイルPCが盗難、紛失事故に遭遇した際、情報漏洩を阻止
モバイルPCのディスク全体を暗号化するツールを導入する。
・ 社内PCで、社外に持ち出す物全てにディスク暗号化ツールを導入する。
・ 開発委託先企業のモバイルPCについても、ディスク暗号化ツール導入の対象。
 導入のためのライセンス費用は、東芝ソリューションが負担する。

(2) 全モバイルPCセキュリティレベルを統一、維持にする体制、仕組みの構築
モバイルPCを全社一元管理することにより、セキュリティレベルを同一条件にし、利用者の自己判断によるセキュリティレベルの格差を排除する。

(3) 上記(1)、(2)を実現する運用管理の実施
 各業務における情報機器管理の実施(業務毎に発注先企業へ適用)
 ・各業務で利用する情報機器は、その業務の管理部門が情報機器の管理を実施
 ・PC持ち出しは原則禁止。(やむを得ず持ち出すPCは事前申請し、ツール導入実施)
 ・モバイルPC申請ルールの明確化と全社徹底
  また、情報危機管理システムでのモバイルPC設定の徹底と、モバイルPC暗号化実施状態の検知機能を追加し、各部門および情報システム部門において、モバイルPCの管理が容易にできる仕組みを構築する。


以上


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