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導入事例 スカイネットアジア航空株式会社

Innovation Report / 汎用性を重視し多様に活用できる会計システムをアドオン開発で実現

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導入効果

経理部門のための会計システムではなく
すべての社員が有効活用できる会計システム

新しいシステムの効果は、まずは入力部分に現れた。何度も同じデータを入力する必要がなくなったため、業務が大幅に効率化されたのである。

重複入力が課題となっていた支払業務についても、ワークフロー、支払管理システム、財務システムのデータ連携と、データ自動生成機能により、予想された効果が表れた。


【写真】スカイネットアジア航空株式会社

ワークフローの導入により、業務処理の見える化が実現したことも大きな成果だった。承認されていない文書がどれくらいあるのか、どこで止まっているのかなどがすぐに分かるため、対策も素早く打てるようになったのである。もちろん、厳密な権限管理のもとに運用されるワークフローは、セキュリティや内部統制の観点からも不可欠な存在となっている。

管理会計の面では、予算集配信業務の効率化と、業務内容に応じたコスト分析やプロジェクト単位の収支など、さまざまなセグメントで分析できる基盤が整った。活用は始まったばかりだが、その効果はさまざまなところに現れてくると期待されている。

このような取り組みの結果、決算処理から管理会計データの分析まで、約20日の短縮に成功した。しかし、それ以上に大きい成果は、経理部門のための会計システムではなく、すべての社員が有効活用できる会計システムができあがったことだろう。

すべての社員がコスト意識を持って活動すれば、結果は自ずとついてくる。早川氏は、次のように言う。

「システムはあくまでシステムです。最後は人なのです」(早川氏)

将来展望

さらなる成長を見据えて、
すべてを一元的に運用できるシステムを目指す

今回のシステムには、航空機の運航実績などの非会計データを自動的に取り込む仕組みが組み込まれており、非会計データとの組み合わせにより多面的な経営分析が可能となっている。

将来的には、各部門で稼働しているさまざまなシステムとも連携しながら、いろいろな情報を一元的に運用できるシステムへと進化していくことになるだろう。

2010年は、同社にとって大きな飛躍の年と位置付けられている。

「2010年には羽田空港が拡張され、年間発着能力が大幅に増強されます。弊社としては、路線拡大も含めて事業拡大の大きなチャンスと捉えています。そのためにも、経営基盤の強化は重要な要件となっています」(早川氏)

2010年、さらなる飛躍を遂げようとしているスカイネットアジア航空にとって、今回導入された会計システム、そしてシステム導入を通じて変革されつつある一人一人の社員の意識は、間違いなく同社の力強い推進力となることだろう。

Solution Focus

会計システムアドオン®

企業の会計処理を効率化するとともに、蓄積された会計データを自由に分析し、独自の管理視点で社内に開示したいという企業の要望に応えるため、会計パッケージデータベースをベースに、一般ユーザ用の業務画面や外部システムとの連携をアドオン開発するソリューション。個々の企業の現状・要望に合わせて、非常に柔軟な会計システムを低コストかつ高い安定性で開発できるのが特長である。

COMPANY PROFILE

会社名 スカイネットアジア航空株式会社
創立 1997年7月3日
本社 宮崎県宮崎市大字赤江字飛江田148
代表 代表取締役社長 伊東正孝
資本金 19億3435万円
従業員数 504名(2009年3月31日現在)
事業 定期航空運送事業
URL http://www.skynetasia.co.jp/ (別ウィンドウで開きます)
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この記事内容は2009年10月に取材した内容を元に構成しています。記事内における数値データ、社名、組織名、役職などは取材時のものです。


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