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導入事例 株式会社資生堂

Innovation Report / コンプライアンスを支えるeラーニング

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選定ポイント

コンプライアンスの指導と徹底に大きく貢献

【写真】川中課長
川中課長

同社が「ラーニング・ウィザード」に決めた理由は、製品の機能や特長によるものだけではない。「このソフトはユーザーオリエンテッドの視点からカスタマイズできる領域が広く、私たちの要求する部門や事業所別の進捗状況、受講履歴の管理を行なうことができます。また、人事データベースと連携して組織の変化に自動的に連動しているため、最新の人事情報を反映できることが大きなポイントになりました」と川中課長は東芝ソリューションのサポート力を評価する。導入作業についても「スケジュールに忠実に進めてくれたので、非常にスムーズでした」(中井氏)。東芝ソリューションのトータルなソリューション能力が、導入に至った最大の理由と言えるだろう。こうして「ラーニング・ウィザード」は2003年6月に稼動することができた。翌年3月に、同社がプライバシーマーク認証を取得する際には、全社員への個人情報保護に関する教育・研修を実施するための強力なツールとして大いに貢献した。「ソフト導入以前は、教育・研修を担当する各部署がマニュアルやCD-ROMを制作、配布するといった事前準備が必要でした。さらに、社員一人ひとりの進捗状況やテスト結果などを電子メールで連絡するなど、非常に手間を要し、運用負荷の増大とコスト高を招いていました」と川中課長は当時を振り返る。eラーニングの効率の良さは次の川中課長の言葉に集約されるだろう。「極端に言えば、コンテンツ制作者とシステム担当者の2人いれば、全社員に教育・研修ができる」。また、「ラーニング・ウィザード」が人事データベースと連携することで、社員の進捗状況が一元管理できるため、教育・研修管理者は対象者が1万人いても最後の一人まで社員の進捗が把握できる。一方受講者は自分の時間が取れるときに効率良く教育・研修を受講することが可能になった。

導入効果

コンプライアンス強化で顧客の信頼を

【写真】中井様
中井様

eラーニングを定着させるポイントのひとつがコンテンツづくりだ。「社員が負担を感じることなく受講できるよう、1コンテンツを20分以内で終了できるようにまとめている」(中井氏)という配慮がされている。身近な内容にしたほうが興味を持って読んでもらえることも分かった。社員にとって、eラーニングは本来の業務ではない。「だからこそ、社員が受講しやすい環境を作ることが、最大のポイントです」と川中氏は語る。従来、全社員が履修し終えるまで3ヵ月以上かかっていたのを、現在では20日以内に短縮できたことはその成果だ。2005年、情報企画部、総務部、お客さまセンターがそれぞれ担当していた、情報セキュリティー管理、機密情報の管理、個人情報の管理に関するコンプライアンス教育活動を統合した。より効果の高い教育・研修を行なうためだ。「これで次のステップに進めたのではないか」と川中課長は言う。新しい体制で資生堂は、今まで以上にコンプライアンスの徹底を図り、社員一人一人がこれを遵守することにより、全てのステークホルダーの信頼を高めたい考えだ。

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