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地方自治情報化推進フェア2016レポート

開催日:2016年11月8日(火)、9日(水)

地方公共団情報システム機構(J-LIS)が自治体向けに行う国内最大級の展示会「地方自治情報化推進フェア2016」が東京ビッグサイトにて、2016年11月8日、9日の2日間にわたって開催されました。昨年はマイナンバー制度の施行直後で中止されたことから、2年ぶりの開催となり、待望していた自治体関係者が多数来場しました。東芝ソリューションは、LGWAN−ASPの新サービスや防災・内部情報系システムなど豊富な実績とノウハウを生かしたクラウドソリューションを最新の活用事例を含めて、9つのブース展示とベンダープレゼンテーションを行いました。その中から、主な展示、ベンダープレゼンテーション、ブース内プレゼンテーションをご紹介します。

会場の様子

展示のご案内

官公庁・自治体向けグループウェア「desknet‘s NEO.Gov

官公庁・自治体向けグループウェア「desknet‘s NEO.Gov」展示の様子

desknet‘s NEO.Govは官公庁・自治体向けに最適化したグループウェアです。機能名称の変更のほか、業務メニュー、幹部スケジュール、全庁掲示板、行事予定、LGWANメール対応などの専用機能を標準装備しています。見やすく使いやすいユーザーインターフェイス、視認性の高いデザインと卓越した操作性で、誰でも直感的に情報を把握でき、すぐに使いこなすことができます。また、新たな使い方としてつぶやき機能、ダイレクトメッセージ機能などのソーシャル機能で、気軽に情報共有が可能です。さらに、庁外職員からセキュリティが強化された環境で、セキュアブラウザを用いて、私物モバイル端末の業務利用(BYOD)ができます。これによって、職員のワークスタイルチェンジが促進されます。

契約管理LGWANクラウド

契約管理LGWANクラウド展示の様子

起案から指名選定、入札、契約、検査に至るまでの契約管理業務をトータルにサポートし、事務処理を効率化するサービスです。案件の進捗に応じて、処理可能な業務が一目で分かり、様々な条件での検索や過去調達案件を再利用することができ、入力効率の向上を図ることができます。業種、実績、地区、取り扱いメーカーや品目などの項目入力で、業者データベースから条件に合った業者を自動的に選ぶこともできます。EXCELやPDF形式での電子ファイル出力が可能で、帳票テンプレートを編集することで、お客様が文言を書き換えることが可能です。LGWAN-ASPサービスの利用によって、低コストでシステムを構築・運用することができます。

地域包括ケア事業支援ソリューション

官地域包括ケア事業支援ソリューション展示の様子

医療・介護などのデータの収集から蓄積、集計・分析、情報提供までを実現するソリューションです。最初に医療・介護の管理データに加え、自治体固有の詳細データを統合し、そのデータを地域包括ケアデータベース基盤上で利用者単位に突合し、一元管理します。そして、そのデータを活用し、高齢者の心身状態の維持・改善状況の把握、その自立支援・重度化防止のために供したサービス量、影響度、そのための事業者の取り組みを指標化します。それらの指標を分析することで、小地域や事業所間の格差やその原因などを可視化し、有効な取組みを抽出します。さらに、自治体で施策立案や実施、その実施状況の把握から、効果測定を支援することでPDCAサイクルの推進に活用することが可能です。

大規模自治体向け公営住宅管理システム

大規模自治体向け公営住宅管理システム展示の様子

入居者管理、家賃管理に止まらず、空き家募集管理、保全管理、指定管理業者管理、駐車場管理まで、公営住宅管理に関わるすべての機能を網羅したパッケージです。初めての担当者にも分かりやすい一画面に機能を集約、複数の指定管理業者が利用でき、細かな利用権限を付与するBPO対応で、業務効率を向上させます。20年以上にわたって、全国200団体以上の納入実績を持つ標準パッケージを機能拡張、運用の最適化を実現。法改正対応や制度改正時には、業務部品を置き換えることで開発から運用経費までのライフサイクルコストを低減します。さらに保守契約でバージョンアップ、サービス内容を改善し、職員のユーザビリティを向上させます。

音声認識・対話・画像認識ソリューション「RECAIUS™別ウィンドウで開きます

音声認識・対話・画像認識ソリューション「RECAIUS(TM)」展示の様子

東芝が長年取り組んできたメディアインテリジェンス技術のさらなる進化が紡ぎだす、人を想い、人を支える音声・映像活用クラウドAIサービスです。その中で、「RECAIUS™フィールドボイス」は保守作業などの現場で、つぶやいた内容をテキスト化し、報告時間の大幅な短縮を実現します。「RECAIUS™ 音声トランスレータ」は話している内容を次々にリアルタイム翻訳し、交通機関や自治体の窓口などでの訪日外国人との円滑なコミュニケーションを支援します。また、音声対話を活用した「ネット相談サービス」はWebサイトやスマートフォンを介して、対話形式で分かりやすく質問や相談に答えるもので、自治体の福祉相談や相続相談への応用が可能です。RECAIUS™別ウィンドウで開きますは人の意図や状況を理解するクラウドAIサービスとして、様々なサービス展開を進めていきます。

● その他の展示

その他に、下記4つのソリューションを展示しました。

  • 防災情報共有ソリューション

    災害時における災害情報を迅速に収集・共有をしGIS等を活用して災害対策の判断支援を行います。

  • 情報セキュリティソリューション

    内部不正対策に求められる4つの機能((1)情報漏洩対策、(2)不正行動モニタリング、(3)特権ID管理、(4)端末ふるまい検知)の中、情報漏洩対策の一つとして「Secure Protection」を紹介。
    重要ファイルを自動で探して、守り、追跡、消去を実現します。

  • 要介護認定支援システム

    ペーパーレス審査会の運営を実現します。また、参考出展として「RECAIUS™フィールドボイス(音声入力)」と連携したタブレット型訪問調査で入力軽減します。

  • 公会計システム

    公有財産・物品管理から固定資産台帳を自動生成し資産管理事務をサポートします。

ベンダープレゼンテーションのご紹介

「情報共有からセキュアなコミュニケーションツールへ」
〜官公庁・自治体向けグループウェアの活用〜

会場では、東芝ソリューションの高都 勝己が情報共有主体からつぶやきなどのソーシャル機能を利用して、庁内のコミュニケーションの活性化や、ワークスタイルチェンジを目的とした活用が増えているグループウェアを紹介しました。ソーシャルメディアは情報漏洩のリスクが高く、自治体での利用は非常に困難です。そこで、マルチデバイス対応やソーシャルメディア機能などをサポートし、自由な発想やクリエイティブな発意を妨げない、グループウェアがコミュニケーションツールとして、大きな期待を集めています。それが「desknet‘s NEO.Gov」で、コミュニケーション活性化や業務効率の改善、効果的な情報共有を実現しています。高都はこう述べて、新しい機能や構築事例について語りました。

「情報共有からセキュアなコミュニケーションツールへ」〜官公庁・自治体向けグループウェアの活用〜

ブース内プレゼンテーションのご紹介

ブース内では3つのプレゼンが行われました。

  • 「官公庁自治体向けグループウェア『desknet‘s NEO.Govのご紹介』」

    官公庁・自治体の声を集めた機能を搭載した使い易いグループウェアです。また、セキュリティ強靱化のためのメール無害化なども近々リリースされます。

  • 「地域包括ケア事業支援ソリューションのご紹介」

    超高齢社会への対応のために、自治体の持つ膨大なデータに着目、それらを統合、戦略的な分析を行うビッグデータベースとPDCAを支援する機能を提供します。

  • 「音声認識・対話・画像認識ソリューション RECAIUS™別ウィンドウで開きます(リカイアス)
    〜東芝が目指すAIと新しい顧客接点のカタチ〜」

    音声・映像などメディアデータの利活用を促進するクラウドAIサービス。今回3つの機能を紹介。(1)Web上での自動音声対話(ネット相談)、(2)音声認識による入力の自動化、(3)面業務をサポートする音声通訳。これら人の「見る・聴く・話す」に新しい体験、そして新たな顧客価値を付加していきます。

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