環境フォーラム 過去の開催実績

 東芝デジタルソリューションズグループは、環境活動を通じた地域・社会との協調連帯による、環境保護意識の高揚を目的とした「環境フォーラム」を、府中市、府中市環境保全活動センターの後援を受け、2006年から毎年開催しています。

 府中市民の皆さまとともに“かけがえのない”地球環境の保護の大切さを考える機会として、自然保護、生物多様性、気候変動、資源循環など様々な分野で活躍されている講師の方をお招きし、環境保護に関する講演を行っています。毎年、趣の異なる多彩な講師による、楽しく含蓄に富んだお話に、参加された市民の皆さまから大変好評をいただいています。

 当社は、東芝グループ経営理念である『人と、地球の、明日のために。』のもと、2015年に国連で採択されたSDGs達成への貢献に取り組んでおり、本活動もその一環と位置づけています。

過去の実績

2019年:
お笑い芸人・マシンガンズ 滝沢 秀一 氏
「このゴミは収集できません ~清掃員から見た景色~」

同氏が日々、清掃現場に身を置く視点を通じて、出されたゴミから読み取れる様々な情報や背景事情、収集員泣かせの困ったゴミ、もったいない大量のフードロス(廃棄食品)、受入れ限界が迫る最終処分場の現状などについてお話しいただきました。

2018年:
東海大学海洋科学博物館・自然史博物館 学芸員 伊藤 芳秀 氏
「警鐘を鳴らす 深海魚ミズウオ」

同氏の調査・研究による、ミズウオの胃内容物の約60~70%がプラスチックやビニールだったという衝撃的な海洋自然の実態紹介を通じて、海洋自然や環境保護の大切さや、資源循環可能な世の中にするために一人ひとりが何をすべきか等についてお話しいただきました。

2017年:
自然写真家 岩木 登 氏
「ブナの原生林と十和田湖の謎」

同氏がこれまで15年をかけて撮影してきた350カットの写真の紹介とともに、世界でも類を見ない広大なブナの原生林の「謎」と、十和田湖の荘厳な景観が作られた「謎」についてお話しいただき、この素晴らしい自然を守るために何をすればよいか、日本で自然保護の視野を広げる必要性についてお話いただきました。

2016年:
俳優・気象予報士 石原 良純 氏
「空を見よう ~いま自分たちにできること~」

子供の頃によく見ていた空のことが知りたくて気象予報士になったこと、ウェザー・キャスターを務めるようになって、正確な情報を分かりやすく伝えるとともに、空の楽しさを伝えようと取り組んでいること、また、地球温暖化・異常気象等を目のあたりにして私たちは何をすればいいのかなど、様々な想いも含め、幅広くお話しいただきました。

2015年:
有限会社「海の種」代表 金城 浩二 氏
「サンゴ礁がぼくに教えてくれたこと」

養殖して移植放流したサンゴが世界初の産卵に成功した貴重な経験など、サンゴを通して抱いてきたさまざまな想いをお話しいただきました。

2014年:
プロ・ナチュラリスト(プロフェッショナルの自然案内人)
佐々木 洋 氏
「まちの生きものが教えてくれること」

街の中で生息している動物、野鳥などさまざまな生きものの意外な習性や行動を、クイズ形式のユーモラスなお話でわかりやすく解説。また、野生の生きものに餌を与えることなど、人の過剰な関与により生態系に悪影響を及ぼしている事例などを豊富な観察映像で紹介いただきました。

2013年:
俳優 中本 賢 氏
「多摩川はオモシロイ~身近な自然と水辺の環境~」

約30年にわたる多摩川流域における自然観察の実体験を基に、豊富な観察映像を紹介しながら、身近な川辺を探索する面白さや驚き、そして、多摩川の環境がさらに豊かになるために、多くの人が川の現状や自然環境に関心を持つことの大切さについてお話しいただきました。

2012年:
東京海洋大学客員准教授 さかなクン
「さかなクンが語る水環境について」

川、湖、海に生息する生き物の生態や特徴、生態系などを、豊富なイラストのスライドで紹介し、クイズ形式で自らイラストを描きながら、子供たちにもわかりやすく解説。水環境の保護の大切さについてお話しいただきました。

2011年:
歌手・エッセイスト・教育学博士[Ph.D]
アグネス・チャン 氏
「水の惑星に生まれて ~美しい海と森について~」

いくつもの環境保護団体とともに活動し、アフリカやアジアでの森林伐採や地球温暖化による砂漠化の現状を視察してきた実体験をもとに、人々の生活における水資源の大切さ、地球規模での環境保護のあり方についてお話しいただきました。

2010年:
気象キャスター 岩谷 忠幸(いわや ただゆき)氏
「身近な気象から考える地球環境問題」

多くの写真や数値データを交えながら、猛暑や豪雨の解説や低炭素社会の実現に向け身近にできることなどをお話しいただきました。

2009年:
自然界の報道写真家 宮崎 学(みやざき がく)氏
「自然からのメッセージ―生き物たちから学ぶ」

講演では100枚以上の写真とともに、「一度自然観をリセットして、本当の自然を見て、知る努力」が必要であることを、実体験を交えながらお話しいただきました。

2008年:
水中写真家 中村 征夫(なかむら いくお)氏
「ファインダーから見た海の環境異変」

世界中の海での実体験をもとに、美しい海の中がどのように変化しているのか、海の環境を守るために私たちは何をすればよいかを、危機に瀕している沖縄の珊瑚礁などの写真を交えながら、お話しいただきました。

2007年:
アルピニスト 野口 健 氏
「富士山から日本を変える」

エベレスト登頂中、極限状態でのゴミ拾いの経験から清掃登山を始めた経緯や、水・空気・燃料・食料など地球資源に対する日本人の消費活動の象徴としてゴミだらけだった富士山を捉え、その富士山での清掃活動から日本を変えていけるという、実際の活動を通した説得力のある講演でした。

2006年:
環境保護活動家 C.W.ニコル 氏
「森の言葉」

日本の未来のために、子供たちのために、豊かな森がとても大切であることをお話しいただきました。講演の後半では、ビデオが放映され、森にいる鳥のさえずり、小川のせせらぎ、自然に触れ笑顔になる子供たちの映像を見て、多くの方々が感動していました。